この間、毛づくろいをしない猫れんねをお風呂に入れた。
今度は、こちら。

お口がバッチイ猫うー爺。

口内炎が悪化して、口内環境が最悪のうーちゃん。
その口で毛づくろいするもんだから、体中がなんだかにおう。
それに、口内炎で繁殖している菌が体にうつって皮膚の状態まで悪化。
ぼこぼこ毛が抜け、10円ハゲがそこら中にできてる始末。
問題の持病「心筋症」については、院長からお風呂の時間を短くすればかかる負担より清潔にするメリットの方が大きいと許可もらい済み。

さあ、うーちゃんお風呂入ろうか。

イヤじゃ。

ー5分後ー

おい。

お前何聞いとった。
ワシイヤじゃというた。
なんでワシここにおる。

イヤじゃああああ。

出せえええええ。

それはできないご相談。

ワシ汚くない。
風呂入に入る必要ない。

なのにお前は鬼畜の所業！

許さぬぞ！
絶対許さぬぞ！

でも今なら許してやるからああああああ！

許していらんから風呂入れ。

当然、そんなことではやめはしない。
叫びたいなら好きなだけどうぞ。
だって、ぼこぼこ毛の抜け続ける皮膚はほっとけない。
先生からも許可をもらって、洗面所にはバスタオルの山で、ベテランミドリがスタンバイしてて。
もう障害は何もない。

・・・ワシはイヤじゃ。

ざぶー。

ずっとイヤじゃと言うとる。

ざぶー。

誰も聞いとらんけどなー！

ざぶー。

ワシは屈せぬぞー！

ざぶー。

絶対負けんー！

ざぶー。

あ、ソコ気持ちいい。

ガッシュガッシュ。

気がつきゃ泡まみれ爺。

ベテランミドリ、手際も度胸も恰幅もよし。

ほら、叫んでる間に洗いまで終わった。
早いでしょう。
あとは綺麗にすすぐだけだよ。
だいたいね、うーちゃんが騒ぐから時間かかってるの。
大人しくしてたら残りもあっという間だよ。

ワシの抵抗が邪魔だと申すか。
大人しく力にひれ伏せと言うのか。

例えそれが得だとしても、

ワシはこのプライドは捨てん！

ワシとお前らの全面戦争じゃ！

ああああああああ！

ピンクハートで雰囲気台無し。

ハートの下は、ミドリのお顔とお胸とおケツとおパンツ。
なんであいつは写真撮ることわかっているのに下着姿になるんだろうか。

ここまで５分。
全速力で駆け抜けた、あっという間のお風呂タイム。
爺のために、ミドリちゃんもはなも汗だくお湯まみれ。

背中に見えるピンクがハゲ部分。
これが今全身にいくつもある爺。
心筋症は落ち着いてるけど、口内炎の悪化が止まらない。
お風呂できれいさっぱりできて、まずは皮膚から少しづつ治っていけばいいなと思う。

お前ら絶対許さぬ！
もう絶対ワシ撫でさせてやらぬ！

でもそれどころではない爺。

おい、早く開けろ。

近い。