去年の秋。
人生で初めて見る子猫に理解力が越えてしまったつっくん。
あの時は、かなり慎重に時間と余裕をもって対面させたつもりだったけれど、予想以上に許容範囲のせまかったつっくんは大パニック。
そして、何だこいつらと全力拒否反応。
連日連夜、シャーだのフーだの大騒ぎだった。
それが今、
あらやだ。
かわいいおとうとふたりをはっけん。
おいでわがおとうとたちよ。
LOVE子猫。
強引にねじこみ輪に混ざる。
何がきっかけでその心境にたどり着いたのかは一切不明。
だが、だんだんと慣れて馴染んでいくとうちに、こいつらちっとも怖くないどころかどうやらなんだか楽しそうだと気づいたらしい。
少しずつ少しずつ自分から距離を詰めるようになり、今ではすっかり子猫大好き。
ぜひともその仲間に入りたい。
ぼくにすべてまかせるの。
ぎゅっと抱きしめあう茶色。
毛づくろいをしてあげたい兄貴。
その額には突き刺さるあんよ。
いいからぼくにまかせるの。
力づくで毛づくろい開始。
なのに
ズビシ。
顔面後ろ蹴り。
何が起きたかわからない兄貴。
つっくんはただ可愛い弟に毛づくろいをしてあげたいだけ。
完全に善意。
素敵な優しさ。
あわよくば仲良くなりたいなんてちょびっとしか思ってない。
だから再挑戦。
オミソは残念でもハートは強い。
ぼくにすべてまかせるの。
ぎゅっと抱きしめあう茶色。
なんだそのデジャヴ。
そのままするりと小さなふところへもぐりこむ。
目の前はふかふか胸毛。
念願の毛づくろい開始。
と思いきや
ケリケリケリケリ。
蹴り無双。
さすがに状況を理解した兄貴。
ぼくけづくろいしてあげたいだけなのに。
どうしてけるの。
こねこばかねこ。
もうゆるさないの。
おさえこんじゃうの。
そしてなめるの!
力技。
しかし
はなして!
振り払われる手。
なにすんの!
やり返される兄貴
そして、
争いは同じレベルでしか起こらないという事実。
もはや目的は消え失せた。
目の前にいるのはただの敵。
覚えているのは相手が自分を叩いた瞬間。
やー!
きゃー!
やったなー!
いやー!
おおおお!
混ざりあう茶色。
いい加減にやめときなさい!
・・・。
不服な顔やめろ。
人生で初めて見る子猫に理解力が越えてしまったつっくん。
あの時は、かなり慎重に時間と余裕をもって対面させたつもりだったけれど、予想以上に許容範囲のせまかったつっくんは大パニック。
そして、何だこいつらと全力拒否反応。
連日連夜、シャーだのフーだの大騒ぎだった。
それが今、
あらやだ。
かわいいおとうとふたりをはっけん。
おいでわがおとうとたちよ。
LOVE子猫。
強引にねじこみ輪に混ざる。
何がきっかけでその心境にたどり着いたのかは一切不明。
だが、だんだんと慣れて馴染んでいくとうちに、こいつらちっとも怖くないどころかどうやらなんだか楽しそうだと気づいたらしい。
少しずつ少しずつ自分から距離を詰めるようになり、今ではすっかり子猫大好き。
ぜひともその仲間に入りたい。
ぼくにすべてまかせるの。
ぎゅっと抱きしめあう茶色。
毛づくろいをしてあげたい兄貴。
その額には突き刺さるあんよ。
いいからぼくにまかせるの。
力づくで毛づくろい開始。
なのに
ズビシ。
顔面後ろ蹴り。
何が起きたかわからない兄貴。
つっくんはただ可愛い弟に毛づくろいをしてあげたいだけ。
完全に善意。
素敵な優しさ。
あわよくば仲良くなりたいなんてちょびっとしか思ってない。
だから再挑戦。
オミソは残念でもハートは強い。
ぼくにすべてまかせるの。
ぎゅっと抱きしめあう茶色。
なんだそのデジャヴ。
そのままするりと小さなふところへもぐりこむ。
目の前はふかふか胸毛。
念願の毛づくろい開始。
と思いきや
ケリケリケリケリ。
蹴り無双。
さすがに状況を理解した兄貴。
ぼくけづくろいしてあげたいだけなのに。
どうしてけるの。
こねこばかねこ。
もうゆるさないの。
おさえこんじゃうの。
そしてなめるの!
力技。
しかし
はなして!
振り払われる手。
なにすんの!
やり返される兄貴
そして、
争いは同じレベルでしか起こらないという事実。
もはや目的は消え失せた。
目の前にいるのはただの敵。
覚えているのは相手が自分を叩いた瞬間。
やー!
きゃー!
やったなー!
いやー!
おおおお!
混ざりあう茶色。
いい加減にやめときなさい!
・・・。
不服な顔やめろ。
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