うちの冷蔵庫には、側面にふたつマグネットフックがつけてある。
ひとつには、庭に出るちーちゃんのハーネス。
もうひとつには、紐をくくりつけた30cm定規がぶら下がっている。

これは、まだ一番下っ端だったつっくんが何度も何度も何度も何度も指も入らない冷蔵庫の下の隙間に髪ゴムを入れては、手が入らないから取れないよという説明も聞かずに
「とって」
「おねがい」
「もうしないから」
「つぎはたいせつにあそぶから」
と大泣きするのに疲れたミドリちゃんが自宅から持ち込んだシロモノだ。

わくわくするつっくんを前に最初のひとすくいを披露した時には、埃と共に20数個の髪ゴムを発掘。
それだけため込む冷蔵庫がすごいのか。
それだけ放り込むつっくんがすごいのか。
それだけ回収できるモノサシがすごいのか。
とりあえず、

放っておいたら家中の髪ゴムはいつかここに集約されることだけはわかった。

実家で眠りについていた粗品でもらった安っぽいプラスチックの30cmモノサシ君。
それが今やねこもり家においては伝説の剣。
エクスカリバーかモノサシ君か。
冷蔵庫の安全な稼働とはなの髪の毛問題とつっくんのおもちゃ事情のためには欠かせない存在である。

しかし。
その重要性をわからぬおバカさんがひとり。
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なにそれ!
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とうめいなぼう!
ひもつき!
いかす!
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おれほしい!
それほしい!
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よこせ。

伝説の剣を要求。

ミドリちゃんのお腹は上りやすさ100%。

ミドリちゃんがつっくんのために(あとはほとんど掃除しないはなのために)冷蔵庫下を漁ろうと思ったところから話は始まった。
いつものようにミドリちゃん大好きな子猫いっちはミドリちゃんを取り囲み、その手を見、剣を見つけ、心ときめかせ、
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くれ。

奪うと決めた。

ミドリちゃんのお腹は上りやすさ1000%。

でも、モノサシって結構危ない。
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おバカさんだとわかってる子猫にはとてもじゃないけどあげられない。
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いっちゃん、これはだめ。
どれだけ言っても渡せないよ。
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やだ。
もらう。
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だめよ。
いやだ。
あげない。
もらう。
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腹に子猫引っ付けて何してんだっていうね。

わがまま子猫VSベテランママン。
あきらめたのは、
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もうむり。
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びょん。
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子猫の腕力。

高らかにモノサシを掲げるミドリちゃんには、やっぱりどうしても勝てなかった。
とぼとぼとキッチンを後にする。

でもしょうがないよね。
危ないからね。
ミドリちゃんはモノサシを戸棚にしまう。
そして、出した埃を吸うために掃除機を取り出しスイッチオン。
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ばっ。
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なにそれ!
おれも!

いっち再戦。

ミドリちゃんの尻は上りやすさ∞。

たぶんいっちが一番欲しいのは、いっぱい遊んでくれる大好きなミドリちゃん。
ミドリちゃんは今日一日ずっと、いっちにへばりつかれてた。
ミドリちゃんが帰った後、いっちはへばってつかれてた。