これは、まだ梅雨真っ盛りのころのお話。

連日続く雨の中。
うーちゃんの背中はひとり夏先取り。
それはそれは派手にハゲていた。

院長の見解は「精神的なもの」。
要するに、皮膚病でもなんでもなくストレスのせいでハゲ作成。
夜の校舎窓ガラス壊して回るんじゃなく、自分の背中舐めまわしてハゲ散らかす。
どう頑張っても切れないナイフのうーちゃんが精一杯目一杯翻した反旗。
確かに可哀想なんだけど、その意味はきっとたぶん絶対違う。

そして、言われたらありすぎるは心当たり。
目をつむるだけで5人は浮かぶストレス源。
さらに舐めることはやめられないためハゲは日々ひろがるばかり。
ねこもり家で唯一猫とうまくやれないうーちゃんのストレス源をなくすことはできないけれど、せめてハゲができたゆえの痒みくらいは抑えてやりたいところ。

よし、風呂でさっぱりするか。

院長の許可はなんなくおりた。
むしろGOサイン。
「清潔なのはいいことです」
やる気満々のミドリちゃんが待ち受ける中、
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うーちゃん、お風呂入ろ。
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いやじゃ。
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いやじゃああああ!!

はい、問題ないレベルで元気。

まずはシャワーでしっかり流す。
やる気満々すぎるミドリちゃんは、ズボンも脱いでおパンツ姿でバッチコイ。
カメラ構えた娘をなんだと思ってるんだろう。
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背中のピンクがハゲた部分。
20cmほどの広範囲がきちんと綺麗にハゲている。
さあ、しっかり流していこうね。
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いやじゃ!

もちろん苦情はききません。

だが。
そこはさすがのうーちゃん爺。
猫とはうまくやっていけないが、人ともうまくはやれないタイプ。
いつ何時でもその場の空気は読まないタイプ。
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ワシそんな簡単に諦めん。
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ぐいと進む。
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ぐぐいと進む。

…おい。
ちょっと待て。
そんなにそっちに進んでいかれたら、
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ミドリちゃんのあられもない体勢がバレるだろうが!

目の前は大股開いたミドリちゃんのおパンツアップ。
こちら現場のはな、水の入ってない浴槽の中からお送りしてます。

よく濡らしたら、次は石鹸。
猫用低刺激シャンプーで優しく強くしつこく洗う。
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しゃわしゃわ。
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ダッ。

逃げれない。

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シャワシャワ。
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いやじゃああああ。

逃げれない。

最後のすすぎは爺渾身の大さわぎ。
やり残したことがないよう全力でいく。
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あああああ!!
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あああああ!!
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あああああ!!
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小休止。
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あああああ!!
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あああああ!!
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シャワワワ…。
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シャワワワ…。
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あああああ!!!

最後の最後。
体を絞られるところまで、うーちゃん必死に頑張った。
逃げることをあきらめなかった。
叫び続けた。
有言実行。
根性ある。

おかげで、体拭かれる頃は
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無。
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もう好きにしてくれていい気持ち。

ミドリちゃんもポロリ出ちゃっていい気持ち。

薄毛にハゲだと思っていたけど、けっこうごっそり毛も抜けた。
そして、お風呂の後からは毛づくろいもそんなにしなくなった。
ちょっとはすっきりした模様。
これですっかり乾けば元通り。
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よかったね、うーちゃん。
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・・・いくない。

機嫌以外は。

次の犠牲者に続く。