今日は、ごまの癌切除出の日。
3年前に悪性リンパ腫にかかり、1年間の抗がん剤治療の結果まさかの完治に到達したごま。
穏やかで当たり前で何の変哲もない普通を(他にも持病はあるので多少制限はあるものの)ようやく手に入れたと思っていたのに、今まさかの2度目の癌罹患。
9月の頭に院長の触診によって発見されたその腫瘍は、幾度かの検査の結果、腸腺癌の可能性が高いことがわかる。
迷ったものの、切った方がいい、切るしかないという結論に至った。
午前中にごまを病院に送り届け、はなは帰宅。
手術は午後イチ。
はなは、夜の診察時間に再度来訪して話を聞く予定だ。
癌の様子。
手術の結果。
他の臓器の状態。
転移の有無。
そして退院予定。
家に帰っても、気の休まらない時間が続く。
ごまの体重は、3,15kgまで落ちていた。
それでも、今朝も寝起きのまーちゃんの顔を覗き込み「お食事頂きたいんですけど」とゴハン要求ぶっこいたごまの強さを信じて待つ。
何もなければ電話連絡はしないで欲しいと伝えたはなの携帯は、結局静かなままだった。
夕方7時。
落ち着かぬまま入った病室で迎えてくれたのは、
胃ろうチューブの処置をしてくれる先生と看護師ちゃん。
そして、
生きた目をしたごまだった。
麻酔が切れたとたんプリプリと怒り出したというごま。
はなにもガッツリ文句を垂れて、全力で抵抗して、自分の足で動き回る。
なんていうか、引くほど元気。
今は、
首にはカラー、
腕に栄養点滴用ライン、
体は仮服にお久しぶりの胃ろうチューブがのぞく。
完全に病人仕様の見た目。
でも、
ボクここからおりる。
予想以上に元気。
ボク絶対許さない。
怒れるほど元気。
なんかいいもの来た。
届いた缶詰に興味持っちゃうほど元気。
ごまたん、強い。
文句が止まらないごまを膝にのせたはなに、先生が状況を話してくれた。
ーここから内臓の写真があるので、苦手な方は回れ右か高速スクロールー
ごまたんの腫瘍は、間違いなく癌だった。
場所は小腸。
白くなったこの部分が癌。
左右のピンクがかった正常な小腸に比べて、明らかに異彩を放っているのがよくわかる。
大きさは45mm×41mm。
想像していたよりもはるかに大きい。
すごい速さで成長していたんだと思われる。
左の小腸がパンパンに膨らんでいるのがわかるだろうか。
内容物は左から右へと流れるのだけれど、癌部分の小腸が狭くなって流れが悪くなり半詰まりのような症状になっている証拠だという。
この癌部分をきれいに切り取って、大きさの違ってしまった小腸を縫い合わせてくれた。
でも、これで終わりじゃなかった。
小腸をずっと辿ってみれば、
なんと追加でふたつの癌を発見。
左が10mm、右が5mm程度の小さなもの。
触診では絶対わからないレベル。
これも一緒に今回切除。
これで、計3つの癌を取り除いた。
手術を選択して正解だったと思うと、先生は言った。
メインの癌は、予想よりも早く大きく成長して流れを完全に圧迫し始めていた。
切らなければ、詰まってしまうのも時間の問題だったと思われる。
それに、追加で見つかったふたつの癌。
転移なのかたまたま偶然に同時にできただけなのかはわからないけれど、これも手術をしなければわからないままだった。
開けて見なければわからない。
その言葉の意味が少しだけわかった。
気になっていた膵臓は、
この通りボッコボコの状態だった。
十二指腸も炎症を起こしていたらしい。
癌との因果関係はわからないけれど、いい状態でないことだけは確かなようだ。
これから先、症状が出てくるようならまた対応していくことになるだろうと思う。
今はただ、静かにしててと願うのみだ。
退院は、明日になった。
なんせごまたんが元気にご立腹。
先生たちも苦笑いで、何かあったらすぐ来るという条件で自宅療養にしてくれた。
なので、明日はミドリちゃんに頼んで泊りに来てもらう。
ごまたんを夜迎えに行ったら、そこからミドリちゃんに胃ろうチューブ用の服(主にポッケ)を作ってもらってごまたんの胃ろうチューブ生活が開始する。
ちなみに胃ろうチューブにした一番の理由は、手術のために難治性口内炎の痛み止め担当であるステロイドが飲めなくなるからだ。
ステロイド飲んでると傷がくっつかないから、実は手術前1週間も減ステロイド生活だった。
でも、手術後に、口の痛みのせいで食事がとれなければよくなるもんもよくならん。
苦肉の策で、2度目の胃ろうチューブとなった。
これからのざっくりした予定は、
10日後くらいに癌の病理検査の結果がくる。
治療方針はその結果次第。
傷口は、2週間後に抜糸。
最低でも2週間は胃ろうチューブ生活継続。
こんな感じ。
一番大きな山は今日超えたと思ってる。
話が終わって帰ろうとするはなに、
そっとごまが甘えてきた。
頑張ったね。
つらかったね。
明日には家に帰れるからね。
ごまたん、手術、無事終了です。
心配してくださった方。
応援してくださった方。
自分の経験や思い出や今の状況を語ってくださった方。
そしていつもの面子。(笑)
たくさんたくさん励まされました。
本当にありがとうございます。
はなには何の力もないですが、読んでくれた人がが少しでも幸せな気分でいられたらいいと祈りながらこれからもブログを綴ります。
つぎは、「ごま自宅療養編」でお会いしましょう笑
感謝!
ねこもりはな。
3年前に悪性リンパ腫にかかり、1年間の抗がん剤治療の結果まさかの完治に到達したごま。
穏やかで当たり前で何の変哲もない普通を(他にも持病はあるので多少制限はあるものの)ようやく手に入れたと思っていたのに、今まさかの2度目の癌罹患。
9月の頭に院長の触診によって発見されたその腫瘍は、幾度かの検査の結果、腸腺癌の可能性が高いことがわかる。
迷ったものの、切った方がいい、切るしかないという結論に至った。
午前中にごまを病院に送り届け、はなは帰宅。
手術は午後イチ。
はなは、夜の診察時間に再度来訪して話を聞く予定だ。
癌の様子。
手術の結果。
他の臓器の状態。
転移の有無。
そして退院予定。
家に帰っても、気の休まらない時間が続く。
ごまの体重は、3,15kgまで落ちていた。
それでも、今朝も寝起きのまーちゃんの顔を覗き込み「お食事頂きたいんですけど」とゴハン要求ぶっこいたごまの強さを信じて待つ。
何もなければ電話連絡はしないで欲しいと伝えたはなの携帯は、結局静かなままだった。
夕方7時。
落ち着かぬまま入った病室で迎えてくれたのは、
胃ろうチューブの処置をしてくれる先生と看護師ちゃん。
そして、
生きた目をしたごまだった。
麻酔が切れたとたんプリプリと怒り出したというごま。
はなにもガッツリ文句を垂れて、全力で抵抗して、自分の足で動き回る。
なんていうか、引くほど元気。
今は、
首にはカラー、
腕に栄養点滴用ライン、
体は仮服にお久しぶりの胃ろうチューブがのぞく。
完全に病人仕様の見た目。
でも、
ボクここからおりる。
予想以上に元気。
ボク絶対許さない。
怒れるほど元気。
なんかいいもの来た。
届いた缶詰に興味持っちゃうほど元気。
ごまたん、強い。
文句が止まらないごまを膝にのせたはなに、先生が状況を話してくれた。
ーここから内臓の写真があるので、苦手な方は回れ右か高速スクロールー
ごまたんの腫瘍は、間違いなく癌だった。
場所は小腸。
白くなったこの部分が癌。
左右のピンクがかった正常な小腸に比べて、明らかに異彩を放っているのがよくわかる。
大きさは45mm×41mm。
想像していたよりもはるかに大きい。
すごい速さで成長していたんだと思われる。
左の小腸がパンパンに膨らんでいるのがわかるだろうか。
内容物は左から右へと流れるのだけれど、癌部分の小腸が狭くなって流れが悪くなり半詰まりのような症状になっている証拠だという。
この癌部分をきれいに切り取って、大きさの違ってしまった小腸を縫い合わせてくれた。
でも、これで終わりじゃなかった。
小腸をずっと辿ってみれば、
なんと追加でふたつの癌を発見。
左が10mm、右が5mm程度の小さなもの。
触診では絶対わからないレベル。
これも一緒に今回切除。
これで、計3つの癌を取り除いた。
手術を選択して正解だったと思うと、先生は言った。
メインの癌は、予想よりも早く大きく成長して流れを完全に圧迫し始めていた。
切らなければ、詰まってしまうのも時間の問題だったと思われる。
それに、追加で見つかったふたつの癌。
転移なのかたまたま偶然に同時にできただけなのかはわからないけれど、これも手術をしなければわからないままだった。
開けて見なければわからない。
その言葉の意味が少しだけわかった。
気になっていた膵臓は、
この通りボッコボコの状態だった。
十二指腸も炎症を起こしていたらしい。
癌との因果関係はわからないけれど、いい状態でないことだけは確かなようだ。
これから先、症状が出てくるようならまた対応していくことになるだろうと思う。
今はただ、静かにしててと願うのみだ。
退院は、明日になった。
なんせごまたんが元気にご立腹。
先生たちも苦笑いで、何かあったらすぐ来るという条件で自宅療養にしてくれた。
なので、明日はミドリちゃんに頼んで泊りに来てもらう。
ごまたんを夜迎えに行ったら、そこからミドリちゃんに胃ろうチューブ用の服(主にポッケ)を作ってもらってごまたんの胃ろうチューブ生活が開始する。
ちなみに胃ろうチューブにした一番の理由は、手術のために難治性口内炎の痛み止め担当であるステロイドが飲めなくなるからだ。
ステロイド飲んでると傷がくっつかないから、実は手術前1週間も減ステロイド生活だった。
でも、手術後に、口の痛みのせいで食事がとれなければよくなるもんもよくならん。
苦肉の策で、2度目の胃ろうチューブとなった。
これからのざっくりした予定は、
10日後くらいに癌の病理検査の結果がくる。
治療方針はその結果次第。
傷口は、2週間後に抜糸。
最低でも2週間は胃ろうチューブ生活継続。
こんな感じ。
一番大きな山は今日超えたと思ってる。
話が終わって帰ろうとするはなに、
そっとごまが甘えてきた。
頑張ったね。
つらかったね。
明日には家に帰れるからね。
ごまたん、手術、無事終了です。
心配してくださった方。
応援してくださった方。
自分の経験や思い出や今の状況を語ってくださった方。
そしていつもの面子。(笑)
たくさんたくさん励まされました。
本当にありがとうございます。
はなには何の力もないですが、読んでくれた人がが少しでも幸せな気分でいられたらいいと祈りながらこれからもブログを綴ります。
つぎは、「ごま自宅療養編」でお会いしましょう笑
感謝!
ねこもりはな。
コメント
コメント一覧 (18)
これからもずっと応援してますごまたん(≧∀≦)
手術が成功して本当に本当に良かった…
術後の経過も良好でありますように。
良かった!
頑張ったゴマちゃんに敬意です!
はなさん、お疲れ様です。
早く回復しますように!
ごまたん、よく頑張ったね*\(^o^)/*
はなさんも少しは休めるかな。
この後も大変そうですが、ごまたんの生きる力を信じて頑張って下さい!
いつも私を楽しませて、癒してくれるねこもり家を応援しています。
手術も無事に終わり、おめでとうございます🎵
ごまたんの生命力には脱帽です。
これも只ひたすら愛情を注ぎ、
はなさんの絶対諦めない人生の結晶が、
ごまたんの生命力の原動力になるのですね✨
私もウチの猫に、今まで以上に愛情を注ぎます‼️
長い1日でしたが本当にお疲れさまでした。
大きな手術を終えたばかりとは思えないくらい強い目力、さすがごまたんです。
はなさん、ほんと良かったですね。
何だかちょっと涙出ちゃいました。
はなさんの決断と先生方のご尽力とごまたん自身の生命力、感動してしまいます。
退院してからはまた大変かと思います。心から応援しています😊
うちも膵炎持ちの腎不全の子がいて、少し前に体調崩し自宅での皮下補液を始めたんですが、元気になってきたらまぁ動いて大人しく補液なんてさせてくれず。
悩む毎日ですが私も頑張ります🍀
えらかったね(涙)
はなさん、これから大変だと思いますが、身体を大切にしてくださいね。
私は、はなさんの心がとても心配です。
なんにもできなくてごめんなさい。
しっかりした目力、文句を言う元気な姿見て安心しました。退院も早くて素晴らしい!
ここからまた、ごまたんの大復活ストーリーですね!
応援してます!
はなさんの言い回しのセンスが最高にグッド!
涙あり笑いありのブログが私の脳に特大ヒットいたしまして、ずっと拝見させて頂いています。
今回の手術、ごまたんよかったですね、無事に乗り越えられて安心しております。
ごまたんも、生きたいっていう思いが強かったのですね、
これからも、生きて生きて!ごまたん
はなさん一家さん、今後のサポートたいへんですが愛する子のために、ファイトですよぉ~
元気大玉 送りつづけます♪
ごまちゃんのお目目はまだまだ美味しいご飯の為に輝いてるから|•'-'•)و✧
また美味しいご飯、いっぱい食べようね☆
ごまたん、よかった 本当によかった。
はなさんもごまたんもなんてお強い。
一日も早く回復しますように。
ごまたん、頑張ったね!
手術が無事に成功して、本当に良かった(≧▽≦)
ごまたんのお目目力や怒る様子を見て、はなさん、ほっとされたと思います。
奇跡を起こす男、ごまたん!絶対に良くなってね(^_-)-☆
✧+(0゚・∀・) + wktk✧
ご苦労さまでした大変な1日
だったのと生きた心地がしなかった
と思います。
今日1日休んで下さい
ごまたんならまた乗り越えてくれると信じてました😊
はなさんも不安な中での自宅待機、本当にお疲れ様でした。
ねこもり家の皆様に幸あれ💕✨
よかったね!
がんばれー