今日、Twitterをのぞくと、1件のダイレクトメッセージが届いていた。
「飼い猫が網戸と一緒に2階から落ちて脱走して見つからない。
 ペット探偵を頼もうかと思うが、体験談など知らないか」
とても切羽詰まったものだった。
はなは残念ながらペット探偵を使ったこともないし、使った話も聞いたことがない。
(もし使われたことがある方がみえましたら、経験談を教えてもらえるとありがたいです)
脱走して無事捕まえられたことも何度もあるが、取り返しのつかない事態になったこともある。
ペット探偵を頼んでも結局することは一緒だと思うから、はななりの探し方を記しておこうと思う。

脱走した猫の捜索方法は、大きく分けてふたつの工程でできている。
「場所の特定」と「猫の捕獲」だ。
びっくりして逃げ出してしまった猫が、どこにいるのか。
どこらへんをうろついているのか。
これをまず特定する必要がある。
それで猫を見つけてから、ようやく捕獲の話が出てくる。

場所の特定は、体力勝負だ。
ひたすら足でまわるしかない。
家を中心に全方位で捜索していく。
脱走癖があって外に慣れている子なら結構遠くまで行くこともあるが、室内飼いで外なんて出たことない子なら近所にいる可能性は極めて高い。
側溝やよその家の庭、入れそうな隙間は細かく見ていく。
昼間は、じっとして隠れているのを狙う。
朝早くや深夜には、活動しているのを狙う。
そして、いろんな人の目を借りたいので猫を探しているというチラシを作りポスティングをする。
実際うちでは、もうあきらめかけていた子がチラシのおかげで発見された。
はなはテンプレートを使えるサイトで自分でチラシをデザインし、家のプリンターで印刷した。
これが一番早いし安かったが、できる枚数はしれている。
大々的に配ろうと思ったときには、データを送り印刷だけ業者に頼んだ。
チラシのコツは、顔や全体の雰囲気のわかる写真をのせれるだけのせること。
そして色をつかうこと。
白ベースのチラシはポストの中で他のチラシにまぎれてしまう。
これで自分の家の庭に隠れているという人がいれば教えてくれるだろう。

居場所が特定出来たら、猫を見つけたら、捕獲に入る。
基本的には、猫が寄ってくるのを待つことになる。
捕獲は持久戦だ。
名前を呼びつつ、ゴハンを使いつつ、向こうが寄ってきてくれるのを待つしかない。
絶対やっちゃいけないのは、追いかけて捕まえようとすること。
飼い主に寄ってこれないくらいパニックになってる子は、追われれば間違いなく逃げる。
うちでは、当時レンタルで捕獲機も用意した。
中にえさを入れておいて、猫が中に入ると扉が閉まるアレだ。
猫を発見した時はもちろんのこと、普段は庭に置いておいて夜中のように人の目が届かない瞬間に帰ってきたときにかからないかと期待していた。
全国どこでも宅配便で届けてくれる業者もあるので、ひとつ借りておいてもいいかもしれない。

補足として、ある程度年齢のいった猫だと、自分で帰ってくる可能性ももちろんある。
家のまわりにいつものゴハンやトイレの砂を撒いておいて、ここがおうちだよと知らせる行為は有効だとむかしから言われている。
うちの猫だと、吐き出し窓を開けっぱなしにしておいたら勝手に帰宅していたケースもある。

猫捜索は、大変です。
心も折れるし疲弊します。
でも、やった分だけ見つかる確率が上がります。
頑張ってください!