長かった梅雨が、ようやく梅雨明けしたらしい。
洗面所がカビて、トイレがカビて、クローゼットがカビたねこもり家には待望の梅雨明け。
これで猫の毛皮もよく乾く。

年寄りの住む猫部屋は、常に除湿でエアコンフル稼働。
温度をゆるめに設定すると動きが止まっちゃうので、設定温度は低めに22℃。
本来は24℃くらいにするので、気持ち涼しめ設定。

なので、
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最長老爺は
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毛布にくるまれて昼寝。
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目開けて寝んな。

それでも足りなきゃ、
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肩まですっぽり。
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はなに毛布を返す気は欠片さえもないらしい。
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爺の楽しい夏と暑さとエアコンと毛布の物語。

でも。
夜になって晩御飯が焼き魚でにおいにつられてキッチンに行って関係ないのにはしゃいだ爺。
根負けしたはなにひとかけら頂いてご機嫌で我が巣猫部屋に帰宅したら、
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なんかいる。

大事な大事な毛布の上に。
よりによってのつっくんとちーちゃん。
目も合わせられない緊迫のベッド上。

でも、爺は頑張った。
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あの…。
その毛布ワシの…。
返してほしいなーなんて…。
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・・・。
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マーマー!!!

自分で頑張れ。

とりあえず、はなが毛布を使える番はまた当分先らしい。