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空調の効いた部屋で、お気に入りの巣に籠る。
お腹がすいたら、ちゅーる、スープ、柔らかめのウェットフード。
食べたいものを食べたいだけ食べる。
そして散歩。
たまには高所。
お決まりごとは、日に1度の皮下輸液。
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ルナ様は今、そんな生活をしている。

昨日、再度病院へ行ったところ思ったよりも元気で驚かれた。
体重は1.9kgに増えていた。
血液検査の結果からするとルナ様の腎臓は相当悪いらしい。
診察台の上で、触診も辞皮下輸液も嫌だと全力で暴れる姿は意外だったようだ。
はなは「いつも通りじゃないけど元気もあるんです」と先生に言った。
ルナ様は具合が悪くなる前も今も一貫して腎臓病の症状である多飲多尿がない。
ふらついたりはするけど、ぐったりもしていない。
おやつだけど、少しはものも口にする。
だからいまいち実感が持てずに夢を見てしまう部分もある。
そのことを伝えると、実は多飲多尿が出てる状態の方がマシだと言われた。
ルナ様がいるのはその次のステップ、要するにのども乾かなきゃおしっこも出ない状態に突入しているということだ。
血液検査をしても、たぶん数値は改善されてないだろうと言われた。

神経過敏で、皮下輸液の針が刺さるのにも、輸液が入ってくるのにも絶叫して飛び上がるルナ様。
毎日の皮下輸液は、必須とは言え苦痛に違いない。
これでおやつすら食べられなくなれば、さらに嫌いな強制給仕も視野に入るだろう。
どこまでやるのか。
何を望むのか。
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具合が悪くなって以降、
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マイペースで気まぐれだったルナ様は、
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ものすごく甘えっ子になった。

2016年2月22日にライライが逝った。
2019年10月24日にごまが逝った。
仲がいい姉弟だったから、ひとりになってしまったルナ様を気にはかけていた。
この夏で16歳になったルナ様。
それを「まだ」ととるか「もう」ととるか。
小柄なりにふくふくしていた体はもうガリガリだ。
長生きしてほしいという願いと、苦しませたくないという思いは、いつも同時には叶わない。

でも。
はなは治療用に金策をし、多種多様の猫用ウェットフードとおやつをそろえ、今日も嫌がるルナ様に皮下輸液をする。
これははなのわがまま。
はなのエゴ。
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ルナ様、もう少し一緒にいてよ。