4月に大腸ポリープの手術が決まっているまーちゃんが2月末に帯状疱疹を発症。
右わきを中心に、胸お腹腕まで広がり、一時期は指先にしびれまであった。
帯状疱疹マジハンパない。
その後内科にかかり、抗ウイルス剤と痛み止めを飲み続け皮膚の発疹はすっかり完治。
なのに、ピークこそ過ぎたものの未だ耐えきれない痛みは絶賛継続中。

まーちゃんに、うー爺に、れんねに、ルナ様に、ちーちゃんに、ねこもりさんちは病気三昧。
はなは連日誰かの病院に付き添う日々。
こりゃあ絶対倒れられんとひたすら飯をかっこんでいたら、体重がそっと3桁kg。
ブラジャーで窒息しパンツは鬱血しベルトは足りずベッドの下には潜れない。
病続きで痩せたまーちゃんはこないだ「50kgきった」と言っていた。
祝 ダブルスコア到達。
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二の腕のやばさよ。

<本編>
3月頭。
トイレの砂を食べてしまい、認知症と診断された19歳うー爺。
血液検査の結果、炎症マーカーの反応とひどい貧血が出た。
そして1週間後。
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再度行われた血液検査で、
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その数値は悪化していた。

腎臓も肝臓も年相応で、良いわけではないが悪くもない。
頑張っているほうだと思われる。
お腹の中に入った問題の猫砂はもうすでに全部出しきっている。
ならば貧血の理由は何なのか。
ただの老齢由来にしては進行が早すぎる。
血液を作る場所の不具合か、それともどこかで血液を大量に食らう事態でも起きているのか。
だとすると考えられるのは、膵炎、猫エイズ、白血病、骨髄の造血不良etc、重い病名ばかり。
診察室にはため息がこぼれた。

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うー爺。
19歳。
人間でいえば90歳以上。
体重はピーク時の半分まで落ちた。
触った体は、骨に皮膚をくっつけたようにやせ細っている。
もう食事もまともにとれない。
大好きなまぐろと、嗜好性の高いおやつをわずかばかり口にするだけだ。
一日中はなのベッドでうつらうつらしている。
水を飲みにベッドをおりれば、
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それだけで疲れてしまい床にうずくまってしまう。
去年の冬にみんなで罹った猫風邪も、未だひとりこじらせている。
インターキャット注射に吸入、飲み薬をフルコースでしても、ある程度ましになるだけでやめればすぐに悪い状態に戻ってしまうのだ。
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猫風邪でこれだから、大きな病気だとわかっても今のうー爺にはできる治療も体力もない。

話し合った結果、これ以上の検査はしないことにした。
重要視するのはQOL。
クオリティ・オブ・ライフ。
痛みをとり、不調を減らし、気分良く過ごすことを目的とする。
率先してやる治療は、口内炎の痛み止め注射と、鼻水とくしゃみで呼吸が苦しい猫風邪の治療と、継続して飲んでみることになった貧血対策のサプリメントのみ。
これはつまり、うー爺がゆっくりと逝こうとしていることを受け入れる選択になる。
あとどれだけの時間がうーちゃんに残されているのかはわからないけれど、その長さよりもどれだけ穏やかな日常を過ごせるかを優先する。
選択肢がたくさんあったわけではないけれど、明確に決断したのはここだと思う。
治すことを目的とする選択肢を「攻める選択」と言うならこれは「引く選択」。
終わらせ方を考える選択。

院長が昔、
「老衰というのは思ってるより長かったり、思ってるより短かったりするもの。
 もう死んじゃうと肩に力が入ってるのにそのままだらだらと何か月何年も生きてみたり。
 まだ大丈夫と高をくくっていたら次の日ころりと逝ってしまったり。
 確かだけど柔軟な覚悟で大きく受けとめていかないともたない」
という話をしてくれた。
今がきっとその時なんだろう。
はなは、うーちゃんといい別れがしたいと思う。

毎日スーパーにまぐろの刺身を買いに行って。
食べた食べないで一喜一憂して。
ちーに奪われて必死にかばって。
呼ばれて返事して。
膝にのせて。
背中撫でて。
気に入らなくて文句言われて。
どっかに行っちゃって。
疲れて動けなくなってるのを回収して。
一日の終わりは一緒に眠る。
うーちゃんの命が終わるその時まで、変わらぬ日常を繰り返していたい。
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ね、うーちゃん。
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そうじゃの!
無題
…よだれ、出てますよ。

認知症マジハンパない。