前回の話はこちら。
 【太ったちびどもにミドリちゃんの愛の鞭】―前編― 寝たまま迎え撃つ灰毛兄貴と、やる気十分浮かない三毛子。

食欲の秋から越えること季節ふたつ分。
夏が本気を出してきても、やっぱりおいしすぎるゴハン。
遊んでは食べ。
寝ては食べ。
いたずらぶっこいては食べ。
数百グラムだった可愛いねこもり家ちび組も、今や4kg5kg6.5kg。

全然ちいさくない組に昇格。

飛べねぇ豚はただの豚だ。
豚のポルコはそう言った。
な のに、あいつらときたら残念すぎる。
起きない猫に浮かない猫。
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ぼくはとてもかなしいの。

つっくん真顔で訴える。
追いかけっこしてプロレスごっこして、ともに育った兄姉猫。
そんなかっこ悪いの許さない。

ぼくはとべないねこじゃないの!
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えい。
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びょん。
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尻。
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ぐいーん。
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ばっ。
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へい。

つっくんカッコイイ!

ジャンプも高い。
動きも軽い。
猫らしい。
時々現る妙なダンスはスルー推奨。
全てを挽回するその姿。

日頃から無駄に走ってきたその筋肉は伊達じゃない。
メロを追いかけ、れんねを追いかけ、ちーちゃんを追いかけ返り討ち。
あの努力が報われる。

今こそ強靭なあんよが花開く。
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2足立ちから
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この高さ。

撮影枠を超えてくるつっくん。
振ってるミドリちゃんもメロテルもびっくり。

やだもう。
つっくんカッコイイ!
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とう!

さあ、ラスト。
つっくんビシッと決めたげて。
大ジャンプから華麗な着地。

カッコイイとこ見せちゃって!
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ズシャ。

オイ。

起きない猫ちー。
浮かない猫メロ。
最後をしめるは残念な猫つっくん。

育て方、間違えたかな。(遠い目