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腎不全を抱えたルナ様の抜歯手術が8月5日に決まった。
リスクは承知。
先生には、ほぼ頼み込む形で実現した。

ルナ様の口内炎はもうまともに効く痛み止めがない。
もともと痛みに敏感で神経質なのも災いしてか、いくつも試した結果わずか数時間のあいだだけ効いてくれる錠剤をひとつ見つけたのみ。
でも、それでは足りない。
痛みに勝てない。
勝てないから、食事もほぼほぼとれていない状態が続いている。
限界を超えた空腹が痛みをこえなければ食事をとる選択肢は生まれない。
口元は常によだれが垂れ、口をモグモグさせては頭を傾けて声にならない悲鳴をあげる。
顎のあたりを拭いてあげるだけでも激痛が走るようで、両腕を突っ張って全力抵抗する。
食べることは生きること。
生きることが苦痛なルナ様。
2kgで踏ん張っていた体重は、1.75kgまで落ちた。

このままでは、どっちみち死ぬ。
本人が全力で食べることを拒否しているので、無理やり食べさせても限界はある。
せめて、めちゃくちゃ痛がっている右側の犬歯あたりを抜けないだろうか。
物理的に歯茎や内頬に当たってひどい傷になっている右側の犬歯がなければ、痛みは少しはマシにならないだろうか。
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もちろん賭けだ。
これが正しいという根拠もなければ、これでよくなるという保証もない。
医者としての判断ならこの手術自体しないのが普通だ。
麻酔で腎不全は間違いなく悪化する。
最悪、手術から目覚めない可能性もある。
ひとには、絶対すすめない。
でも、はなは手術をすると決めた。

正直なところ、去年の9月に急性腎不全で病院に駆け込んだ時、誰もルナ様がここまで生きられると思ってはいなかった。
それくらい数値も状態も悪かった。
そして高齢だった。
だから、痛み止めを駆使しながら最後まで引っ張れると思っていた。
でも、今ルナ様は生きている。
1年前、治療を受けることもできなかった数値も、悪いなりに少しだけ改善した。
見るからにまだ元気もある。
賭けだ。
でも、1年前は賭ける権利さえ持っていなかった。
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賭けた先は、ルナ様の未来。
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まだ一緒に生きていくために。
がんばれ。