ある日。
ご機嫌なつっくん。
風呂場を大冒険。
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ふんふ~ん。
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ふんふ~ん。
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捕獲。
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え・・・。
ちょっとぼくきいてないんですけどなの・・・。

もう遅い。

無防備に風呂場へ踏み込んだが運の尽き。
お盆休みでごろごろしていたゆたかくんを緊急招集。
「嫌われたくないからしたくない」とほざく弟には、ボディに1発身の程再確認。
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ジャーーーーーーーー。
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いやああああああああ。
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そんなつもりじゃなかったのに。
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こんな事態にあわてるつっくん。
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邪魔なたらいは途中で撤去。

しっかり体をお湯で流して。
続きましてはあわあわ洗浄。
先日ふらりと購入しといた猫用シャンプーが役に立つ。
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あわあわ。
ごしごし。
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たすけてまま。
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たすけてぱぱ。(2階でドラクエ中)
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たすけてげぼく。

ピカピカになったつっくんがしっかりゆすがれてるうちに、はなは一歩お先に洗面所へ。
ふかふかタオルをこれでもかとスタンバイ。
さあ、いつでもバッチコイ。

当の風呂場内では、
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救いを求める小さなおててが哀愁でいと。

はい、きれいになりました。
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よかったね。
つぶ湯以来だね。

はなはずっと
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君達をお風呂に入れたかった。

飛んで火にいる夏のメロ。
つっくんの鳴き声につられちゃった。
洗面所の前で中のぞいててそのままゲット。
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うち・・・。
いや・・・。

悔やんでも悔やみきれないこの表情。
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それでも、
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人生初風呂は決行される。

まずは人生初シャワー。
ぬるくぬるくしたお湯で
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ジャーーーーーー。
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イヤ・・・・・・。
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やめてほしいの・・・。

か弱い抵抗。

体をぎゅっと縮こませて、哀れを演出。
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泡まみれにされても、
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ねえ・・・。
もう・・・。
やめて・・・。

この表情。

鬼にしか続けられないメロシャンプー。

でも。
はなは知ってる。
彼女はそんな殊勝なタイプではないことを。
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はい終了。
きれいになったね。
よかったね。
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ケッ。

ほらな。

人生初のちゃんとしたお風呂。
相当手加減してあげました。

ぴかぴかな皮膚。
ふかふか毛皮。
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頑張れふたりの毛づくろい。
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怒。

いまふたり、い~い香りです。