2週間ほど前。
ねこもり家の階段と廊下のリフォームが終わったその日。
やっと工事が終わったと歓喜したその日。
1階にうつした猫部屋兼パソコン部屋をもっと快適にしようと2階にしまってあったオイルヒーターをおろしてこようとしたまーちゃんが、抱えたオイルヒーターごと階段を滑り落ちて背中を強打した。
とっさに「今日リフォームが終わったばかりの階段と床」と「安くないオイルヒーター」が頭に浮かんだまーちゃん。
落下しながら抱えたオイルヒーターを手放せば壁や床に穴があく!と危惧。
手を放して下にでもつけば落下の衝撃はかなりましだったと思われるが、むしろオイルヒーターを守るように抱え込み、背中ですべての衝撃を受け止めつつ廊下まで落ち、その勢いで廊下正面の壁にオイルヒーターもろとも激突した。
大惨事である。
はなは真後ろについていた。
まーちゃんより少し上の段差に立ち、すべてを見ていた。
こりゃオオゴトになったと思った反面、はなはゲラである。
オイルヒーターを抱えたまま背中で階段を滑り落ちていく映像が腹筋を刺激しすぎて
「だ、だいじょ、フヒッ、だいじょう、フフッ、だいじょ・・・ブハ!」
失礼極まりないまま救助活動開始。
まーちゃんはのたうちまわった結果、廊下にうつぶせで停止。
とりあえずどこが痛いかわからないほど全身痛いそうだが、特に左右わき腹がやばいらしい。
今までの人生で散々骨折してきた経験から、これは折れていないとは本人談。
救急車も拒否。
外来診察も拒否。
病院にいっても何もできないタイプの怪我だと本人が診断。
「湿布あったっけ」というので「ある」と答えると「それでいい」と返答。
まーちゃん先生、治療は湿布にゆだねる模様。
彼は湿布にどれだけの威力があると思っているのか。
廊下に倒れたまま立てない動けないむしろ動かすなというので、上からそっと毛布を掛けてやった。
オイルヒーターは、その反対側の廊下に倒れて停止。
立たせてみれば、オイルヒーターは一番外側のパーツがぐにゃりと変形。
くるりと振り返って階段を見れば、完成したばかりの真新しさの上にしっかり削れた跡ふたつ。
まーちゃんはうわごとのように
「オイルヒーター無事?階段は?」
と呻いている。
無事じゃないとか言いにくい。
あんなに全身でかばったのに。
あんなに痛みで苦しんでるのに。
それ全然意味なかったよとかなんてトドメ。
折れ曲がったオイルヒーターと削れた新品の階段見て笑っちゃうタイプの嫁でよかったね、と言ってみたけどしっかりガッツリ凹んでた。
南無。
そして2週間が経過したわけだけども。
2週間程度では完治どころか痛みもまだひどい様子。
毎日大量の湿布を消費して生活している。
動くたびに痛むから動きは残念なロボットのよう。
ちょっとの動きも省略したいので、些細な身の回りのことははなが引き受け本人は極力安静にして過ごしている。
が。

お父さん。
ぼくだっこ希望。
ボケて甘えん坊になったあじくんには通用しない。

ぐえ。
全体重の乗った前足が痛い。

ふう。


ここで寝る。
おいおいおいおい。
待て待て待て待て。
あじくん。
聞いて。
パパ今自業自得の満身創痍。
ちょうどあじくんがのってるあたりがバッキバキに痛いのよ。
許してあげて。
やめてあげて。
まーちゃん、あじくんどけようか?

・・・大丈夫。
せっかく来たのにどけたらかわいそうでしょ。
アバラ痛い人のほうが可哀想だよ。
来るもの拒まず、去る者は名残惜しく見る。
まーちゃんの猫への座右の銘。
ここにきて自分で自分の首をしめている。
こんな時でも、来てくれて嬉しい、嫌われたくないが先立つ男。
すると。

ふと、何かに気づいたあじくん。
ズカズカまーちゃんの上を歩いておりた。
一歩踏まれるたびにうめき声が聞こえたのはたぶん気のせい。
まさかの救済発動。
当のあじくんは。
お水飲んで。
ご飯食べて。
リビングのぞいて。
気のすむまで叫んで。
トイレ済ませて。

ただいまパパ。
帰宅。
どう考えても長居する気満々。

よいしょ。
ぐえ!

ん?
バタリ。


スチャ。
しっかり着席。

あーちゃん・・・
ここがいいの・・・?
どうしても・・・?
「できればどいて」というまーちゃんの心の声が聞こえてくるが、

ここがいい。
完敗。
まーちゃんのアバラと背中とわき腹は、超スローペースで治癒しています。(多分)
ねこもり家の階段と廊下のリフォームが終わったその日。
やっと工事が終わったと歓喜したその日。
1階にうつした猫部屋兼パソコン部屋をもっと快適にしようと2階にしまってあったオイルヒーターをおろしてこようとしたまーちゃんが、抱えたオイルヒーターごと階段を滑り落ちて背中を強打した。
とっさに「今日リフォームが終わったばかりの階段と床」と「安くないオイルヒーター」が頭に浮かんだまーちゃん。
落下しながら抱えたオイルヒーターを手放せば壁や床に穴があく!と危惧。
手を放して下にでもつけば落下の衝撃はかなりましだったと思われるが、むしろオイルヒーターを守るように抱え込み、背中ですべての衝撃を受け止めつつ廊下まで落ち、その勢いで廊下正面の壁にオイルヒーターもろとも激突した。
大惨事である。
はなは真後ろについていた。
まーちゃんより少し上の段差に立ち、すべてを見ていた。
こりゃオオゴトになったと思った反面、はなはゲラである。
オイルヒーターを抱えたまま背中で階段を滑り落ちていく映像が腹筋を刺激しすぎて
「だ、だいじょ、フヒッ、だいじょう、フフッ、だいじょ・・・ブハ!」
失礼極まりないまま救助活動開始。
まーちゃんはのたうちまわった結果、廊下にうつぶせで停止。
とりあえずどこが痛いかわからないほど全身痛いそうだが、特に左右わき腹がやばいらしい。
今までの人生で散々骨折してきた経験から、これは折れていないとは本人談。
救急車も拒否。
外来診察も拒否。
病院にいっても何もできないタイプの怪我だと本人が診断。
「湿布あったっけ」というので「ある」と答えると「それでいい」と返答。
まーちゃん先生、治療は湿布にゆだねる模様。
彼は湿布にどれだけの威力があると思っているのか。
廊下に倒れたまま立てない動けないむしろ動かすなというので、上からそっと毛布を掛けてやった。
オイルヒーターは、その反対側の廊下に倒れて停止。
立たせてみれば、オイルヒーターは一番外側のパーツがぐにゃりと変形。
くるりと振り返って階段を見れば、完成したばかりの真新しさの上にしっかり削れた跡ふたつ。
まーちゃんはうわごとのように
「オイルヒーター無事?階段は?」
と呻いている。
無事じゃないとか言いにくい。
あんなに全身でかばったのに。
あんなに痛みで苦しんでるのに。
それ全然意味なかったよとかなんてトドメ。
折れ曲がったオイルヒーターと削れた新品の階段見て笑っちゃうタイプの嫁でよかったね、と言ってみたけどしっかりガッツリ凹んでた。
南無。
そして2週間が経過したわけだけども。
2週間程度では完治どころか痛みもまだひどい様子。
毎日大量の湿布を消費して生活している。
動くたびに痛むから動きは残念なロボットのよう。
ちょっとの動きも省略したいので、些細な身の回りのことははなが引き受け本人は極力安静にして過ごしている。
が。

お父さん。
ぼくだっこ希望。
ボケて甘えん坊になったあじくんには通用しない。

ぐえ。
全体重の乗った前足が痛い。

ふう。


ここで寝る。
おいおいおいおい。
待て待て待て待て。
あじくん。
聞いて。
パパ今自業自得の満身創痍。
ちょうどあじくんがのってるあたりがバッキバキに痛いのよ。
許してあげて。
やめてあげて。
まーちゃん、あじくんどけようか?

・・・大丈夫。
せっかく来たのにどけたらかわいそうでしょ。
アバラ痛い人のほうが可哀想だよ。
来るもの拒まず、去る者は名残惜しく見る。
まーちゃんの猫への座右の銘。
ここにきて自分で自分の首をしめている。
こんな時でも、来てくれて嬉しい、嫌われたくないが先立つ男。
すると。

ふと、何かに気づいたあじくん。
ズカズカまーちゃんの上を歩いておりた。
一歩踏まれるたびにうめき声が聞こえたのはたぶん気のせい。
まさかの救済発動。
当のあじくんは。
お水飲んで。
ご飯食べて。
リビングのぞいて。
気のすむまで叫んで。
トイレ済ませて。

ただいまパパ。
帰宅。
どう考えても長居する気満々。

よいしょ。
ぐえ!

ん?
バタリ。


スチャ。
しっかり着席。

あーちゃん・・・
ここがいいの・・・?
どうしても・・・?
「できればどいて」というまーちゃんの心の声が聞こえてくるが、

ここがいい。
完敗。
まーちゃんのアバラと背中とわき腹は、超スローペースで治癒しています。(多分)
コメント
コメント一覧 (3)
大丈夫なんでしょか?
私も、階段から落ちた経験何度もあるけど
さすがに痛くて診てもらいましたよ。
骨に異常は、なくても
市販の湿布より病院の方が…。
まーちゃん、痛いのに
あじくんと仲良しこよし…。
あじくんを大事にしてあげてるんですね。
さすが、猫生活を楽しむ
大黒柱ですね。
早く治りますように✨
ヘロヘロながら、日にち薬でゆっくり回復中です。
湿布激消費中!