れんね嬢はちくわが大好きだ。
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今日はもらえるかしら。
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どうなのかしら。

本日も冷蔵庫前でちくわの出待ち。

何がきっかけか思い出せないほど昔から、ちくわを愛するれんね嬢。
もらえるならば1本だって余裕で食べきれちゃうけど、なんせ市販のちくわは塩分が怖い。
腎臓の弱い猫族の生き物に高塩分は絶対禁止。
お腹いっぱい食べさせてやりたいけれど、健康考えるとできないジレンマ。
れんねは月に1回ほんのカケラになったちくわをもらっては、それを大事に大事に食べていた。

でも。
はなは出会ってしまった。
いつも行く産直市場の魚屋で見つけてしまった。

かつて「ちくわの作り方」をググった時に出てきた
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原材料の魚の切り身
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スケソウダラ
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半額シール付き。

…自分で作れば塩分量なんて余裕で調節できるんじゃね?

ちくわ、作ろうと思います。

とりあえずするのは、ミドリちゃん召喚。
40年主婦してきた経験は伊達じゃないところお見せしていただく。
10段階評価の家庭科で1とってくるようなはなは戦力外通告すぎるので、カメラマン&口出し係。

作り方はネットで検索。
いくつか探してみた結果、お客様にお出しするような素晴らしいちくわを目指しているわけじゃないので、「要するに魚をすり身にして焼けばいい」んじゃねという結論に到達。
母娘揃って適当な性格。
大丈夫、なんとかなるさ。

材料はスケソウダラの切り身のみ。
調味料保存料添加物も一切なし。
例え失敗したとしても、害のあるものになる要素も一切なし。

れんね嬢の期待を一身に受けて
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ねこもり家ちくわ作り
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始まり始まり。
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プレッシャーは半端ない。

まずは、
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切り身から皮を剥ぐ作業。
シッポの方から包丁を入れ、ぐいっと引っ張ってずるりと剝く。

作業はそんなにむつかしくないけど
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現れる茶毛。
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奥に潜む灰毛。

猫様登場は逃げれない。

スケソウダラに寄って来る猫と戦いながら、ミドリちゃんはみじん切りへ移行。
このあとフードプロセッサーにかけるため、出来るだけ細かく刻んでおく。
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いつのまにか三毛猫も参戦。
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地蔵の灰毛。
食い気味三毛。
口に入らないから飽きてきた茶毛坊主。

誰もどく気はないという事実。

戦う料理人、注意するのは茶毛灰毛三毛の順。
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ちーちゃんは少し大人になった。
いつだってはしゃいでた彼も、距離は近いけどおりこうに待てる。
「ダメ」だと1万回叱られてきた意味は確かにあった。

でも。
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ぼくはもうまてないの!
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バクー!
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ダメー!

その血は彼に受け継がれてる。

なんとかすべて細かくしたら、
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次はこの細かくした身を
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とにかく冷やす。

やり方が分からなかったので、氷と水を直接投入して10分放置。
いろんなやり方を見た結果、この冷やすという工程が入ってることが多かったのできっと何か意味はあるんだと思われる。

残念ながらその意味ははなにはわからない。(家庭科1)

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待ってる間に洗いものミドリちゃん。
冷やしてる切り身たちは横で放置。
残念な兄弟は人の手元を追うタイプなので切り身たちには気づかない。
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れんね嬢はただひたすら待っている。

冷やし終わったら、
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よく水切って
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つっくんアタック。

そんなわけあるか。
やめろそこの茶毛坊主。

ちくわを作っているなんて到底理解できないつっくん。
おいしそうな魚の身が目の前でこねくり回されてる景色にただもうしんぼうたまらん状態。
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つっくんをガードし、しっかり水を拭く。
キッチンペーパーで挟んで直接水分吸収。
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ポンポンポンポン。
じいいいいいいい。
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ポンポンポンポン。
・・・・・・スッ。
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ぴと。

ゆっくりやってもダメなもんはダメ。

中編へ続く。