先週末から、ごまが食事を吐くようになった。
3回に1回が、2回に1回になり、最終的には食事中に今食べた分を吐くようになった。

ー食道拡張症ー

食道が広がって、食べ物を送るぜん動運動がうまくいかなくなる病気。
巨大食道症ともいう。
普通の嘔吐との違いは、吐くタイミングと嘔吐の仕方だ。
食道をゴハンが通過できずに吐き戻すので、食道拡張症由来の嘔吐は食事後5分以内が多い。
そして、お腹の中をひっくり返すように嘔吐する通常の吐き方ではなく、のどに違和感があるような感じで何度か飲み込むようなしぐさをした後口に含んでいたものを出すかのように嘔吐する。
治療法はほぼなく、予後は悪い。

ごまは、もともと後天的にこの病気になって胃ろうチューブをつけることになった。
胃ろうチューブをつけている間に食道を休めたことがよかったのか、半年かけていくつかのウェットフードなら食べられるところまで回復したが、今またそれが悪化し始めたのかもしれない。
病院では、まず吐き気が次の吐き気を呼ぶ状態を止めましょうということで、吐き気止めを注射。
家でも、週に2回の輸液に注射で入れることになった。
ステロイドを1日2回に増やし、吐き気止めとしてプラミールを1回1mlを1日3回。
ごまの体重は4kgまで落ちていた。

帰宅後、
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ごまは何か食べたいと訴えるもパウチはやっぱり吐いてしまう。
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少しはお腹に落ちているのかもしれないけど、そんなんじゃ全然足りない様子。
幾度か嘔吐を繰り返し、ごまたんはそっとゴハンをあきらめた。
そして、かわいそうにお水でお腹をふくらまそうとする始末。
でもその時、はなは気づいた。
水はきちんと飲めている。
それなら、固形物のないとろみも粘度もない液体なら飲めるんじゃないかと、ホームセンターをめぐって完全なるスープといつものカロリーエースを購入。

においだけでもうかぶりつきのごまにそっと出す。
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ぺろぺろ。
飲んだ。
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ごくごく。
吐かない。

よかった。
半日ぶりにごまのお腹にものが入った。
おやつスープだけど、何もないよりはずっといい。
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ワシも欲しいかもよ。

爺のアピールはそっと無視。

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ごちそうさまでした。
この後、もう1スープとカロリーエースも完食。
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おいしかった!
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べろり。

ごまを抱きしめて一安心。

食道拡張症は、悪性リンパ腫のインパクトに隠れがちだけれど、十分命にかかわる病気だ。
悪性リンパ腫が体内で命を蝕むとするなら、食道拡張症は物理的に栄養が取れなくなる病。
ゴハンを胃ろうチューブに頼っていた間食道が休めたことで少し改善できたなら、また自力で食べるようになれば負担が増して悪化するのもありえる話。

幸いなことに今回は、薬のおかげか、丸一日半スープ状のもので食道を休ませたからか、食事する台を高くしたからか、何がヒットしたのかわからないけれど今朝からまたパウチが食べられるとこまで回復できた。
ずっとお腹が満たされなくてうろうろしていたごまも、ようやく落ち着いて眠りについた。
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危ういところを渡るごまの命だけど、まだちょっとあっちの世界には渡せない。
もう少し、こっちの世界にいたらいいよ。
気が済むまでこっちの世界にいたらいいよ。

ごまと同じように大病患ううー爺も頑張ってる。
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・・・で、
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ワシの分は!

ね、超元気。

なんでもいいから、長生きしとけ。