年末に、はなの作った段ボールハウス。
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1階への通りぬけ用の穴があるため床面積がほぼない2階。
3階へあがるルートは自力のジャンプのみ。
どこをとっても、素敵な欠陥住宅。


作ってはみたものの、これはさすがにないわと思っていたら、
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最近、地味に人気が出てきた様子。
常に誰かがいるようになった。
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最上階で、ご機嫌に景色を楽しまれるちー坊。
優越感、ハンパない。


ちょっと疲れたら、
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そこはなんと、快適なベッドに早変わり。
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ジャストフィットでおさまるちーちゃん。
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むっちりぴちぴち。


ある日は、
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屋上にライライ。
2階にちー。
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うむ、おなかがつかえる。


2階の出入り口は嫌がらせ細身仕様。
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行きたいのは、やっぱり屋上。
だって1階は上スカスカだし、2階は下スカスカだし。


ライライがいるのはわかってる。
わかってるけど、止められないこの気持ち。


うけとめてぼくをまるごとぜんぶ!
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むりだった。


1ミリたりとも場所譲ってくれないライライに、足場さえ確保できなかったちー。


べつにいいもん。
ぼく、にかいすきだもん。
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でも、おなかはつかえる。