ルナ様とれんねさん。
どちらも最強だけれど、持ってる意味合いは少し違う。


ルナ様が勇者なら、れんねさんは魔女。
ルナ様が光ならば、れんねさんは陰。
あっけらかんとしたルナ様とは違い、れんねさんはねちっこくヒステリー気味。
戦っても勝てないのがルナ様だとするなら、戦っちゃいけない相手がれんねさんなのだ。
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そんなれんねさんの特技は、「クローゼット開け」。
ちなみに、趣味も「クローゼット開け」。


かつて、和室ばかりだったねこもり家には押入れしかなく、収納場所が猫入り放題になっていた。
それをなんとかしようとクローゼットにリフォームしたら、あっさりれんねさんが攻略。
「クローゼットは下から手を入れて手前に引けばいい」らしい。
今は、後任育成にも力を入れてる、とのこと。


うん、ものすごく迷惑。


その後任育成で、今手をかけてもらってるのがこちら、
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末っ子猫ちーちゃん。


やり方はわかってるものの、まだ成功率は低いため、もっぱられんねさんが開けた後を楽しむ専門。
ダメよと言われていることは、なぜこうも楽しいのか。
今日もハシャいでクローゼット遊び中。


まったく、何度言っても辞めないんだから!
もう、クローゼットしめちゃうよ!
そしたら、ぴっくんのゴハンも邪魔されなくて楽なんだから!


・・・。


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・・・。
005
パタン。
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椅子ドン。


・・・。


い ま し か ね え !


ぴっくん、チャンスだ!
ゴハンにするよ!
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もぐもぐもぐもぐ。


ちょっと時間が早かったけど、問題なく食べてくれるぴっくん。
邪魔もプレッシャーもないのがこんなに楽だとは知らなかったはな。
初めて経験する、穏やかなぴっくんのお食事。
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もぐもぐもぐもぐ。


いつもこんなに落ち着いてゴハンしてあげれればいいのにね。
ごめんねぴっくん。
今日くらいはゆっくり食べて。
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わかったもぐもぐ。


―だが、あいつはそんなに甘くなかった―


わずかにした物音に振り返れば、
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ちょっと開いてる!


れんね先生、後任育成にぬかりなし。
表側からの開け方はもちろん、裏側からの開け方もちゃんと教え済み。
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おいしいもぐもぐ。


ぴっくん、ダメや!
やっぱり急いで食べて!
あいつが出てきちゃう!
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膨らむ開口部。
せまりくるあいつ。


そして、
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ふう。
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べろん。
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ちょっと休憩。


のんきなぴっくん。
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出てきた。
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こっち見てる。


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 THE END。


ゆるせないきもちのちー、
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上からぴっくんにプレッシャー。


ゴハンたべてた。
ぼくとじこめられてるあいだにゴハンたべてた。
ぼくなかでたいへんだったのにゴハンたべてた。
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怒るとブス。(失礼)