この週末、頼んでいたぴっくんの酸素濃縮器が届いた。


少し前から、院長先生と話には出ていた酸素濃縮器。
通名、酸素室。
ぴっくんの肺と気管支は、まだよくなる可能性はあるけれど、後遺症が残る可能性ももちろんある。
それに、治るにしても間違いなく時間はかかる。
それなら、今苦しい呼吸を少しでも楽にしてあげたいと思った。


今回は、ユニコムさんという会社さんからレンタルした。
ものは、オキシビーナス・ミニ1000。
ユニコムさんでも、はながほかで探した中でも、一番小さい酸素濃縮器。
料金は、


基本契約料 5000円 (送料込)
レンタル料 6800円 (/月)


ハウス付きの酸素室のレンタル相場が、15000円から20000円弱なことを考えれば相当安い。
でも、ミニとついているとおり、酸素が出る量がかなり少なく、ハウスやケージに充填させるのはほぼ無理。
実際、受付のお姉さんにも、猫で使うと言ったらそう言われた。


ただ、今のぴっくんは、正直大人しく用意した酸素室に入っててくれるとは思えない。
まだ動ける体力があるからだ。
酸素を吸わせようと思うなら、直接口の前にマスクのようにして酸素を出してやるしかない。
それなら、持ち運びの楽なオキシビーナス・ミニ1000がいいかなと思ったわけだ。


実は、先々はテルコムさんという会社さんの酸素濃縮器を借りることが決まっている。
これは病院経由で手配してもらった話。
ただ、納期に2ヶ月かかると言われて、オキシビーナス・ミニ1000をお試しレンタルしてみた。
こういうタイプの酸素濃縮器は使ったことがないので楽しみだ。


なんでもいいから誰でもいいから、はなの可愛いぴっくん爺を楽にしてあげてチョーダイ。
ひとつよろしくお願いしまッスル。


ででんと届いた
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段ボール。
中身は、ユニコムさんが送ってくれたオキシビーナス・ミニ1000。
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嫌な予感満載のぴっくんは引き気味。
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話題の輪には絶対入っていたいちーちゃんは、大慌てでベッドからダッシュ。
なにこれなにがきたのなきもち。
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中身はこれだけ。
本体と書類とパーツもろもろ。
契約書はこの中に入っていて、記入して送り返す仕組み。
基本契約料に往復の送料も含まれてるので、返す時の伝票も一緒に入っている。
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本体につなぐホースは、1本300円で追加可能。
どっかのバカが噛む可能性を考慮して、はじめから2本追加。
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・・・正しかった気がするわ。


セットは、ホースをつなぐだけ。
マスクはついてないので、欲しければ作るしかない。
それはまあ、おいおい考えるとして。
さあ、ぴっくん使ってみよう。
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お前じゃない。


なにこれなにこれしてるちーの後ろで、ぴっくん逃亡。
つかまえようにも抱っこできないぴっくんは、落ち着いたところにこちらが向かう方が手っ取り早い。
仕方ないので、ぴっくんが寛ぐ場所決めるまで小僧でお試し。


小僧、酸素吸ったらちょっとは賢くならんかね?
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とりあえず噛んでみる。
物事全てお口で確かめるタイプ。
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・・・くちのなか、すーってした。


エアーにびっくり。
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これはなんなのこれはなんなの!


一生懸命考えてる。
でもわかんない。
パニックが耳に出るタイプ。
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今度は鼻で行く。


真似して嗅いで気が付いた、コレけっこうゴムくさい。
しばらく酸素出してればとれるかな。


かたや、ちーちゃん。
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今度は戦うことに決めたらしい。
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うりゃ。
勇敢に一撃。
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でも出てくるエアーでこんな顔。
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まったく!
なんなのこれなんなのこれ!
081
だりゃ。
勇気な一撃。
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ショボッ。


猫、エアーにめちゃ弱い。


ちーで試した結果を胸に、ぴっくんのもとへ。
結局ベッドで落ち着くことにしたらしい。
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来たのかよと思っているのが全力で顔に出てるぴっくん。


そんな意地はったって、お腹ははふはふしてるよ。
動いたから息が苦しくなったでしょう。
酸素吸ってみなよ、楽になるよ。
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はい。
086
プイ。
085
もっかい。
090
遠い目。


嫌だと思う気持ちに一切オブラートがかかってないわコノヤロウ。


出てくる酸素が嫌なのか、ホース向けられるのが嫌なのか、はたまたはなが嫌なのか。
とりあえず、鼻の前にホース置いて遠ざかってみる。
心理的には「はなのことは嫌いでも、酸素のことは嫌いにならないでくださいっ!」コレ。
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さて、どうか。
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うん、全部嫌。


難しいよとは言われてたけど、まじ難しい。
動ける猫に酸素吸入。
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出来たのは、寝た隙のこっそり酸素提供。
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呼吸の変化で効果があるのはわかったので、あとはやり方。
我が脳みそ、絞ってきます。