うーちゃんにお手手を噛まれたライライの経過はいたって順調。
対応が早かったからか、数日で、見た目にはほぼわからないくらいにまでなった。


触ると気持ち腫れてるのがわかるが、それ以上大きくなる気配は今のところない。
痛いと言うアクションもだいぶ薄れてきた。
緩やかに、事件は鎮火しつつあるようだ。


むしろ、あの事件現場の血痕を掃除したはなの方が大変だった。


血液汚れにはアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ水)。
シュッと一吹きで、固まった血がじわぁっと溶け始める。
そこを雑巾でひと拭きヤッホイ。


文章にすればこれだけのこと。
確かにアルカリウォッシュもよく落ちる。
けども、なんせその量に心が折れた。
拭けども拭けども、「あらこんなーところに血痕が♪」。(たまねーぎーたまねぎあったわね・・・)


ライライのためにも、はなのためにも、2度目がないようにしなくてはいかん、と。
只今、対策委員会(はなとまーちゃん)が連日会議して無い知恵絞り中。
ただし、“0”というのは掛けても割っても“0”だというね。


御先はまだまだ真っ暗である。


当のライライは、はなより早く日常生活にご帰還。
とはいえ、少々お手手が痛かったのでみんなから離れて寝てばかりいたけれど。
もとい、
そうしたかったのだけれど。
それを許さぬ坊主に捕まって、気づけば「ひとりでゆっくり」もさせてもらえないままお手手の症状はピークを越えた。


坊主、ママ好きだからしょうがないよね。
まだくっついてたい甘えんぼなんだよね。
可愛いよね。


でも、
001
なんか違う。
003
思ってたのとなんか違う。


あれ、おかしいな?
甘えるってもっとこうすり寄る感じや抱きつく感じでさ。
こんな肘置き代わりみたいな体勢は絶対違う。
004
私だっておかしいと思ってるわよー!!


ライライ、吠える。
005
坊主のお手手がびっくりして下りる。
006
ブルブルする。
007
あー重かった。
まったくもう、私の頭は肘置きじゃないんだから!


・・・なら、さっさとどいたらよかったんじゃないのけ?(天の声)
008
・・・。


・・・。


・・・どくわよ。
・・・どいてやるわよ。
009
チョッピリ。


ライライってば、照れ屋さん。
そばにいたいならいればいいのに。
育てた坊主はどんなになっても可愛いらしい。
ずっと子供。
ずっとママ。


丸いお腹は確かにメロリン。