実家のふうたくんが気に入ったというおもちゃを、ミドリちゃんが差し入れしてくれた。
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蛍光色タップリのキャットトリッキー。
写真でぎりぎり切れてる下には、町内会の盆踊りあたりでお目にかかりそうなセロファン状のキラキラ紐が6本ついてる。
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待ちきれない坊主がこんにちわ。
はい、こんにちわ。
今封開けるからちょっと待っててね。
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だがことわる。


待てと言われて待ってたら大家族の末弟はつとまらないらしい。
わかっちゃいるけど“ちー釣り”にしかならないので、両足でちーをホールドして開封。


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興奮のあまり、はなにしがみついてスタートするちーちゃん。
ウエストゴムのダッルダルがこんなところでピンチをまねく。
ちょっとちーちゃん、手はなして。
おまたの穴どころですまないものがお披露目しちゃうから。
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ブン。
大きく空振り。


飾りが豪華な分重みがあるので、ゆるめに振ってやることが難しい。
頑張れ、ちーちゃん。
今こそ自分の中の壁を超える時!
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スカ。
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スカ。
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スカ。


遺憾なく発揮されるちーの低い運動能力。


・・・でもいいの。
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本人はすげえ満足そうだから。


軽く振って見た感想は、モノ自体は丈夫なつくり。
ただし、「フローリングとの相性が考えもの」
なんせ豪華な飾りが重い。
振るのに重さはありがたいが、プラスチック製の丸い玉がフローリングに当たってけっこうなボリュームの音が出る。
人間の快適さと猫の面白さはなかなか共存できない運命。


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次は自分だと信じてるライライ。
つくえのあしにしがみついて、戦況をじっと見守る。
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ならばいきましょう。
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ぽーん。
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ナイスキャッチ。
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ライライ釣れた。


触りたくて遊びたくて待ってたライライ。
お待ちどうさまでした。
目一杯やっちゃって頂戴な。
紐を切るのだけはやめてね。
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ならばぼくがやってあげる。


おもちゃとられてご不満坊主が紐をつんつん。
かえしてくれないならぼくこのひもきっちゃうアピール。
カパリとお口が開いていく。


させるか!
と息巻くはなは、紐を思い切り手元に引いた。


ピンと張る紐。
慌てて口を離すちー。
してやったりのはな。


そして、
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ライの手から飛んでくおもちゃ。


結果、
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そんなつもりじゃなかった形に落ち着いたという現実。


うつろに見つめる哀れなライライ。
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かたやちーちゃん、もうぜったいはなさないとがっちりキャッチ。


はなが罪悪感で潰れそうなので、ちー様どうかライライに返してあげてほしい気持ち。