前編はこちら。
 洋裁を披露するミドリ様の横で初めて見る動きと道具に翻弄される猫(主にちー)―前編―


なぜ入るのか。
それはそこに穴があるからさ。
ミシンカバーに食われてるところを救出されたちーちゃん。
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HPを使い果たした様子。
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大好きなミドリ様の横で小休止。


あのミシンカバーの穴、実は腹がつかえて大事件だったというのは、たぶん忘れたい過去。
ちーの黒歴史、今なおどんどん増ページ。


坊主が大人しい間に、ミドリ様の仕事は猛ラッシュで進む。
ミドリの花柄カーテンをドレープからフラットに変更。
はなが購入しておいたふくろう柄の生地で座布団カバーも作成。
はなはひたすらお茶を入れる係。


そこで、ちょうど目覚めたちーちゃん。
一番のりさせたげる。
出来立て座布団カバーに乗っていいよ。
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そっちじゃない。


それは残ったふくろう柄生地。
まだ使うんだから毛まみれ禁止。
しかも間とかもっと禁止。


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のってみた。


シンプルな構造の座布団カバー。
四角の一面が開いたままで、中身を出し入れする構造。
なんせ中身が使い古した白いカーペットなので、普通よりも何もかも大き目。
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きにいった。
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少し固めの生地は人も猫も気持ちいい。


企画発案者のはなも、製作者のミドリ様も一安心。
メインはまーちゃんが使う座布団だけど、これなら簡単に洗えるし気に入ってくれればやっぱり嬉しい。
広いからみんなで使えるね。


だから、
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喧嘩すんな。
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シャー!


ついにダンボール箱に飽きたあじくん。
よさそうな座布団見つけてやってきて、「これはぼくのにきめた」ちーと鉢合わせ。
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ひとりじめずるいッス。 だってぼくのでしょ!
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やるッスか。 やっちゃうよ!
093
バシ。


あじくん弱い。


1日では終わらないので、また後日洋裁をしに来てくれることになってるミドリ様。
今日の〆は、カーテンから出た端材でベンチチェアのカバー作り。
を、したら途中で開けちゃった穴へのワッペン付け。
ボンドでなんとかしようとしてる様は、子供のごまかしそのものでした。
怒らねえわ、そんくらい。
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ちくちく。
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すー。


手縫いするミドリ様と、猫。
猫はともかく、昔よく見たのんびり風景。


ミドリ様の母親であるはなのばーちゃんも、よく丸いメガネかけてお裁縫してた。
昔はLDKなんてなかったから、小さな食卓のあるお勝手のすみで。
やたらデカいせんべいのガンガンが、裁縫道具箱だった。
膝をすりむきゃ、妙な動物柄の膝当てをされ、服に穴あけりゃ、色が違うのもお構いなく当て布された。
子供心にツッコミを入れたことは何度もあるけど、薄れていく記憶の景色はいつもなぜか柔らかい。
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ちくちく。
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バシ。
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ふがふが。
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ガブ。
110
すー。
111
バシ。


一緒に縫うぞ?


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それでも楽しい裁縫DAY。