糖尿病ライライは今、ロイヤルカナンの糖コントロールを食べている。
病院から指示された食事だ。


おりこうなライライは、
「どうやら自分のゴハンはこれになったらしい」
ということを早い段階であっさり理解した。


残念ながら、飼い主はバカなのでなぜそこにたどり着けたのか説明は勿論不可である。


しいて言うなら、最初の1口目を、丸1日絶食後という空腹という調味料が最高潮な時に出したことくらい。
第一印象がよければなんとかなったりしないかしらと思った苦肉の策。
もしかしてこれがヒットしてたなら、はなちょっと神。
でも確かめるすべはない。


賢いライライは、その後いろんなことを勝手に理解した。


 みんなのゴハンやごまたんのゴハンは食べちゃいけない。
 ゴハンはお母さんがくれるもの。
 ゴハンは食器棚に入っているもの。
 ゴハンは茶色く重たいお皿で出るもの。
 つまり、


「お母さんがキッチンに立ち食器棚を開けた後茶色く重たいお皿を持ってたらそれは私のゴハンである」


大正解。


猫の賢さ恐るべし。


そりゃ、たまにみんなのゴハンこっそり食べてるのも知ってる。
落ちてたごまたんのカリカリを見つけて嬉しそうに食べてる姿も見た。
おやつもらうみんなの列の最後尾に、期待を込めた目で並んでるのもわかってる。


だからもう、そういうのは一切とがめないことにした。


ライライはわかってる。
だって、普段はおりこうに出された療法食を一生懸命食べてる。
でも、たまらなくなった時や、みんながおやつもらう時や、一粒落ちてたの発見した時は、もうそれはそれで楽しく口にしたらいいとはなは思う。


いじらしく耐えてる姿に追ってムチなんて打てねえよ。
摂生ってのは、結果幸せになるためにするもんだ。
ヘタレというなら言えばいいさ。
はなは今、


星明子に惚れた花形満の気持ちがよくわかる。


そんなライライ。
1階リビングがマイルーム。
ゴハンの時間には、普段2階にいることが多いはなが下に降りて行ってあげるのが通常。


でも、人間だもの。
夢中になってたり昼寝が過ぎたり。
たまに遅れることもある。


いけないと気づいた時には、時すでに遅し。
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…私、ここに、いるよ…。


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扉の向こうで待つ女。


怖い!
重い!
ごめんなさい!


いつからいたの?
ちょっと言ってよ!
今行きます!


何故か入ってはこないライライ。
2階は自分のテリトリー外だと思ってるようで、目一杯であの位置らしい。
おかげで恐怖が5割増し。
いつからいたのとか聞きたいけど怖すぎる。
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慌てて部屋を出れば、嬉しそうに先導してくれるライライのお尻。
動揺してて合わないピント。
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大慌てでお食事用意。
ごめんねライライ。
たくさん食べて?
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おいしいおいしい。
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もういらない。


早えよ。


3口食べたらもう満足。
次また3時間後に頂戴ね。
ライライのゴハンタイム、3時間おきで日に7回。


儚げな暴君お嬢様。
わがまま言ってくれるうちが花。
明日も手厳しいご指導、お待ちしています。