春といえば。
桜にお花見、入学式、衣替え。
かの紫の上が愛した、命芽吹く季節。


誰もが心躍るそんな時期。
ねこもり家はと言えば、
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ハゲ。
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ハゲ。
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ひどめのハゲ。
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ダブルのハゲ。
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オイラがハゲ。


ハゲ三昧。


去年も一昨年も、この季節になるとハゲ伝説を作りたいこっちゃん。
去年はハゲザイル猫。
今年は数で勝負のハゲちょろ猫。


脳裏をよぎるは、大慌てで病院行って、何でもなかったという思い出。
たぶん、この季節になにかアレルギーでもあるんじゃないかという話。
治療を必要とするレベルじゃないので、もちろん治療は自然治癒。
痛むのはいつも財布だけ。


今年もどうせ一緒だろ。
もう病院に行かないからな。
ハゲのひとつやふたつやみっつやよっつ、むしろ風通しよくて夏カモーンだ。
自然治癒万歳。


と、思っていたのに。
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ハゲ。
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ハゲ。


ハゲ三昧2。


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そしてご機嫌取り。


去年の秋にも、ハゲ散らかされたごま兄さん。
肌のターンオーバーが栄養不良でうまくいってないだけで、春には治るよと言われたのにこの仕打ち。
ただでさえモサモサの毛皮がボサボサに。


さすがにふたり同時は事情が変わる。
もし、何か菌がいたりしたら非常に困る。
早期発見、早期治療には、早期通院が絶対必須。


今年の春も、ねこもり家はハゲで通院確定。


いつもの病院で事情を話す。
なんだかんだで2週間に1度は来ているねこもり家。


はな「こっちゃん、すごい数のハゲなんです。こことここと、胸なんてふたつも」


先生「…それは前回言い忘れた、エコー検査の失敗ハゲです」


オイ。


思わず突っ込んだ胸のふたつのハゲは、まさかの病院作成が判明。
こっちゃんの皮膚が柔らかすぎてうまくいかなかかったんだそう。
あー、なるほどなるほどそういうこともあるよねー。


って、言っとけよ。


さすがにこれだけ通ってると、先生たちから微妙に敬語が抜けてく現実。
通いやすくて何よりです。


それでも、ハゲが多いことは変わりないので、検査してみることに。
こっちゃんとごまたんのハゲ皮膚を少々もいで顕微鏡。


わかったのは、細菌が非常に多い、ということ。


本来、細菌ていうのは絶対にいるものなんだけど、その数が圧倒的に多いらしい。
それが直接悪さをしてるのかはわからないけど、異変が起きてる可能性はあるらしい。
ただ、違和感で必死に舐めた結果、口の細菌がうつった可能性もあるので断定は無理。


カビに関しては、ざっと見れる範囲ではなし。
でも、この検査で見えないカビについては不明。
それは、これからもハゲが悪化していくようなら、その可能性をようやく視野に入れて検査していくらしい。


相談の結果、ふたりとも抗生剤の注射だけしてもらうことにした。
どういう経緯であれ、細菌が多いことにはかわりないので、できる治療はしておくことに。
ごまたんは、まだ栄養状態が万全じゃなかったかな。


今は、毛の抜け替わる時期。
今年は早めにシャンプーして、もこもこ毛皮のこっちゃんの負担を減らしてやろうと思ってた。
いつも人1倍換毛期が大変で、かゆそうにしてるのがかわいそうだと思っていた。


はな「こっちゃん、シャンプー、できなくなっちゃったね」


先生「え?むしろしてあげてください。今絶対かゆいと思いますよ」


…わかりました、先生。
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はな頑張ります!
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えーーーー!!


先生直々の許可を印籠に、そりゃもうガッシュガッシュとみっちり2時間。
大丈夫、これで足りなきゃ1カ月後再戦するから。
ね、こっちゃん。
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それいらないからぁ!
超迷惑だからぁ!
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早くここから出せアピール。


いくら暖かくなったとはいえ、夕方以降はまだ肌寒い。
タオルでざぶざぶ拭いたら、抱えて2階猫部屋に放り込む。
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毛づくろいがんば!
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あら、怒ってる?


乾いたらきっと気分良くなるよ。
ゆるいブラシかけたげるから、ゆっくりハゲを治そうか。