昨日病院でデザート付きフルコースの注射を打たれたごまたん。
激怒りと体調不良で刺身もストライキだったのが、今日は一転ご機嫌で気分良し。
薬が効いてお腹が楽になって、朝からもりもりドライフードを食す食す。
それでも足りずにウェットフードを食す食す。


そんな食べ方するからお腹壊すのというはなの言葉は届かない。


今のごまたんは、人の倍食べても身にならないのに、消化能力も人より劣る状態。
食べても食べなくても、どちらを選ぼうがどこかに不備は絶対に出る。
栄養不足か、下痢嘔吐か。
どっちつかずでだましだましやっていくしか道がない。


だから、ごまたんに関してだけは本人の意思を優先させていこうと思っている。
食べたいときに食べたいものを食べたいだけ食べればいい。
それが多少一般常識から外れようが、あまりにひどい毒じゃなけりゃあげたりもする。
どれだけ食べても、身になってくれるのは2分の1や3分の1。
体重を維持するのだけでも、もう目一杯。
食べることが大好きなごまたんが、おいしくて嬉しいのが最優先。


誰よりも長い闘病生活を持ち、大きな手術も2回経験。
じわじわ痩せて、じわじわ状態が悪くなるごまたんに、これから先の指針が必要なのも事実。
諦めてもないし、まだ手をはなすつもりも毛頭ないけれど、最期を迎える覚悟はきっと必要。


毎日たくさんおしゃべりして、抱っこせがんで、枕取り合って眠って。
よくなることを願いながら、悪くなった場合のシミュレーションをする。
未熟なはなは、その両極端な脳内を割り切ることも真っ向から歯向かうこともできないけれど。
ごまたんにとって少しでも楽な毎日を作ってあげられたら、もうそれでいいや。
お腹いっぱいで気分よく昼寝してるごまたん見てたら、そう思った。


<本編>
昨日、ごまたんが嫌がったマグロの刺身。
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細かく切って粘ってみたけれど、どうしても食べたくないと折れなかった。


しょうがないよね。
体調悪いし、病院帰りだし、機嫌も悪いし。
食べてくれたらいいなと思ったけれど、事情も分かるから無理にとは言わない。
また明日、頑張ろうね。(と言った明日には完全復活するごまたんの姿が)


でも、
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オイラ食べたい。
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自分行けますけど。
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それたべる。
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ぼくたべる。
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いいからくわせろ。


何そのノーガード戦法。


ごまたんはいらないかもしれないけれど、我らは違う。
刺身を狙う輩が大騒ぎ。


確かに残りはあげるつもりでしたけどもやで。
もう少し待てませんかコノヤロー。
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とりあえず、諦め悪くごまたんの分を取り分け、
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とどめの玉砕。


もう今日はどうしても食べたくないらしい。


後ろでは、こちらを見つめる猫が、
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ヨ・コ・セ。
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ヨ・コ・セ。


視線で大合唱。


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そして大勝利。


もういいよ。
好きに食べたらいいよ。


もっちゃもっちゃと。
刺身を食べる猫どもを、ぼーっと見ていて気が付いた。
どこかおかしいちーの食べ方。
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刺身を選ぶ。
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ひとつゲット。
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くわえて逃亡。
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よっこいしょ。
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もぐもぐ。
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もぐもぐ。


誰にもとられないよう確保した分を食べる末っ子。


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ばくり。
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ゲット&ダッシュ。
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すみっこでもぐもぐ。


そういや変な食べ方するなあって前も思ったんだった。
ひとつくわえて、ダッシュして離れて、誰もこないと思った場所でこそこそ食べる。
食べ終わったらまたお皿に来て、いくつか普通に食べた後、ひとつくわえてダッシュする。


とられないための知恵なのかもしれんけど、ちーちゃんそもそもの前提が間違ってる。
うちの兄姉猫、人のぶんとかとらないから。
人の分まで手を出すの、


ちーだけだから。


いつかその危機感が必要ないとわかった時には、ちーの悪癖も治っていることを祈る。