※病死ではないので、本当に閲覧注意。
 生々しい表現も写真もでてきます。


帰ってきたこっちゃんは、
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がりがりに痩せていた。


皮下脂肪が消え、触れると骨格がわかるほど。
ふっくらしていた面影はまったくなくなっていた。
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足の裏は汚れ、
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牙は1本折れ、
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死後硬直で固まった顔は歪んていた。


でも、こっちゃんだった。


間違えようがない。
一目見たらわかる。
どんなに面変りしようと、可愛い可愛いはなのこっちゃんだ。


おかえり、こっちゃん。
怖かったね。
つらかったね。
もう大丈夫。
おうちに帰ってきたよ。


見つけてあげられなくてごめんね。


火曜日の夜、雨の中倒れているところを発見されたこっちゃん。
少なくとも、引き取った時点で死後2日は経過している。
こっちゃんからは、明確に死者のにおいがした。
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空腹だったであろうこっちゃん。
いつものかりかりを枕元に。


本当はおいしいもの何でも供えてあげたいけど、なんせ食っちゃう奴がいるから、あちらへの手土産で持たせてやろうと思う。
そりゃもう、持ちきれないほどたくさん。
向こうでぴっくんたちと分けれるように。
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もう閉じない瞳。
思う存分、家の中を見ていきな。


死後の日数を考えると、早急に火葬にした方がいいのはわかっていた。
でも、やっぱり1晩くらいは家にいさせてやりたい。
きっと、帰りたかったはずだから。


昼間はダイニングテーブルの上で、風と光を好きなだけ浴びて。
夜は、
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はなと一緒に2階猫部屋で眠る。
本当は、こっちゃんの大好きだった天袋に入れてやりたいけど、さすがに危ないのでベット横。
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ギャルふたりが一瞬でも囲んでくれたから、それで許して。


雨と、外と、死臭と、腐敗と。
はなでもわかるそのにおい。
猫たちは、ずっと遠巻きにこっちゃんを見ていた。


翌朝は、ミドリちゃんが来訪。
自分の目で見るまでは、何をどう聞いても実感ができないとやってきた。
昨日と同じようにダイニングテーブルに横たわるこっちゃんを一目見て、泣き崩れた。
「こっちゃんだ…」
小さくつぶやいた気持ち、はなにはよくわかる。


ゆっくりゆっくり、最期の別れをした。
思い出話ができる域には達してないので、お互いぽつりぽつりと言いたいことを言うだけだったけれど。
今この瞬間、どちらにも何の覚悟もできてないのがよくわかった。


それから、ゆるゆると、手土産の調理。
お腹がすいて苦しかったであろうこっちゃんのために、生ものも用意した。
ここ10日程、ずっとずっと食べさせてやりたかったものたち。


豆鯵は焼いて身をほぐし。
まぐろの頬肉はこんがりソテー。
そしてたっぷりのまぐろのお刺身。
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顔の横にぎっしり並べた。
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他にも、パウチやドライフード、おもちゃやまたたび、おやつ、たくさんたくさん詰めた。


蓋を閉める前に、はなのTシャツを1枚突っ込んだ。
最期の瞬間ひとりぼっちにさせてしまったから、せめてものせんべつ。
こっちゃんにあげるから、持ってきな。
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こっちゃんにあげたキラキラボールは新品。
だからピッカピカ。
向こうでみんなと遊んでて。
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その輝きは、ちーの宝物と比べるとよくわかる。


重い腰を上げたのは、13時過ぎだった。
諦めも、納得もついてない。
ほっておいたら、このままずるずる流してしまいそうだった。


最近新築されたという真新しい火葬場へこっちゃんを連れていく。
それで本当に終わり。
ミドリちゃんは、ずっと泣いていた。


真新しい火葬場で、丁寧に案内されたのは、お別れ室。
ピカピカな部屋に小さな祭壇。
そこで、最期のお別れをする。


ごめんね。
ありがとう。
大好きよ。
こっちゃんがいてくれて、はな幸せだった。
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また、会おうね。
そっちの世界で、ぴっくんたちと一緒に待っててね。


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ずっとずっと、愛してるよ。