ねこもり家の名づけには「音が被らない2文字」というゆるい決まりがある。


長くカッチョイイ名前をつけても、どうせ省略されて適当な呼び方になることはわかってる。
ならば始めから2文字の名前を。
あとは、猫が聞き取りやすいように「みい」と「ちい」のように音が似ている響きを避けて。


歴代の猫には
 うめ 綺麗な猫に綺麗な名前を「うめ!」
 もも 綺麗な猫に綺麗な名前を「もも!」
 こげ 毛並みがこげた色合いだったから
 ぴく 唯一のまさお命名 意味は「ピクシー」
 れん 女の子は「ラリルレロ行」が可愛いと思ってたから
 ぐり グレイの毛並みだったから
 ライ 女の子は「ラリルレロ行」で揃えようと思ったから
 ルナ やっぱり女の子は「ラリルレロ行」で揃えようと思ったから
 ごま 白黒模様がごましおごはん
 あお 青い髪ゴムかけてたから
 まめ なんかまめまめっとしてたから
 ちび ちまいのって呼んでたら「ぼくのなまえは“ち”のつくなにか」になったから
 つぶ ちーの弟分だから


雑さ加減に我ながらびっくり。


つぶの時点で、名づけは相当困ったはな。
それがあるから、たまにふと考える。


もし、次がきちゃったらなんて名前にしようか。
野郎の場合はまあなんだっていいが、女の子はちゃんとしないと。
なぜか続いてるラリルレロ行も、「り」と「ろ」を残すだけになっている。


「り」は、オスだけどぐりが持って行ったから、残りは「ろ」。
「ろ」をターゲットで考える。
呼びやすく、2文字の、「ろ」のつく名前。


浮かんだのは、デスノートのあの人だった。


いいじゃん。
かっこいいし、呼びやすいし。
なんせあの人肝の据わったいい人だ。
次に女の子引き取るようなことがあったら、この名前を付けることにしよう。
まあ、そんな日はこないと思うけど。


6月30日。
お昼過ぎ。
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メロ、見参。
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より目でたれ目。
ちょっとぶす。


名前の由来 
 メロ 肝の据わったいい人だから


新たな家族が増えました。