8月24日の水曜日。
ごまたんは、病院でバリウム検査を受けた。


確認したかったのは食道の動き。
a/d缶をバリウムで溶いたものを飲み込ませて、その流れ具合をレントゲンで確認する。
その時点で、嘔吐が止まらず食事もまともにとれなくなってから、10日が経過していた。


肝リピドーシスは、結果の病だ。
何か他に異常があって、その結果食べられない状態が続くと発症する。
何もないところから、突然肝リピドーシスだけが起こるわけではない。
元の治療が必要なのだ。
ごまが倒れた時、説明された。


でも、はなは今こうなっている状況に全くついていけなくなっていた。
下痢やガスが止まったのに嘔吐が始まった。
何の治療が何に効いていて、何の副作用を出しているのか。
もはや素人では言われたことをするのがやっとだった。


張り付いて流動食を飲ませているからなんとかまだ元気も保っている。
けれど、こんな生活が長く続けられるはずはない。
ごまは今、強い強いその生命力だけで持っている。
それが切れてしまえば、終わりは近いことはわかっていた。


今回、バリウム検査の前に、院長が話してくれた。
嘔吐と下痢は、予想ではあるけども「発生している理由が違う」ということを。


下痢や便秘やガスという腸の不調は、腸の問題で起こっている。
ただ、それが腸に腫瘍ができているのか、リンパが腫れているのか、それとも膵臓に何かが起こって腸まで派生しているのか、それはこの状態ではわからない。
確かめるためには、開腹手術をして、リンパや腸を切り取って、生体検査に出すのがベスト。
はなは、今年頭に1度これを断っている。


そして、嘔吐。
かつて黄色い胃液を吐いていた嘔吐と違い、今のごまたんは真っ白い泡に包まれた粘膜を吐く。
そして、ものを口にしてから吐くまでの時間が非常に短い。
吐くなら、食事中から食後5分以内。
ほぼ未消化の食べ物が、白い泡の粘膜に包まれて出てくる。
この吐くまでの速さと吐いているものから、原因は食道ではないかと推測された。


どちらにしても、食べられない栄養が吸収できない状態が続けば、肝リピドーシスが発症する。
なんとかしなくてはいけないのは明白だった。


バリウム検査の結果は、予想通りだった。
「巨大食道症」や「食道拡張症」と呼ばれる病気。
食道が広がってしまい、食べ物がうまく流れずとどまってしまう。
レントゲン写真では、のどの少し下あたりのカーブらへんで止まってしまった食べ物が、正常の何倍も時間をかけて少しずつ胃に落ちる様子がよく分かった。
滑りのいいバリウムでこうなら、普段の食事はさぞ進まなかっただろう。
食道が、バリウムが通過する時にコーティングされ炎症がおさまるというパターンも、検査前は期待していたが、ごまの場合は全く効果なしだった。


あとはもう、食道の炎症を抑えるために食道を休ませてみるほかない。
ごまの胃ろうチューブは、こうして決定された。


胃ろうチューブは、全身麻酔をして内視鏡が一般的だ。
でも、リスクのある全身麻酔をするなら、開腹して腸壁とリンパを摂取して生体検査に出し状態を正確に把握しようという話になった。
なんせ、何かお腹に地雷があるのは間違いないごま。
あとでまたそのためだけに全身麻酔で開腹手術というのは、やはりためらう部分は多く、前のようにやらない選択になってしまうかもしれない。
ついでに、口内炎の写真を撮るおまけまでつけて、ごまの手術は8月25日の木曜日に決まった。


明日に続く。
※明日は手術中の写真や患部の写真等をのせる予定なので、苦手な方は1日飛ばしてください。


<この下は帰宅後から今日にかけてのごまの様子ですが、生々しい写真になりますので閲覧注意>


手術が終わり、帰宅したごま。
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ひたすら眠る。
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相変わらずこの唐草模様がいい仕事。
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目が行くのは、ごまのおまたで存在感出してるあいつ。
プルプルした肌色がまぶしい手術で一緒に剃られたあいつ。
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もうアレ。
きっとアレ。
絶対アレ。


…でもでかくね?


はな 「きん○ま出ちゃってる」
まー 「たま○ん腫れちゃったのか」
ゆたか「OH…ごまたん様…」


先生 「脂肪です」


きん○まじゃないってよ。


今日から始まった胃ろうカテーテルは、術後なのでものすごい少量からスタート。
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ワンプレートであらおしゃれ。


上から、
コップにぬるま湯
食道の粘膜保護薬
水に溶いたa/d
ぬるま湯用シリンジ
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ごまの左側面から出ているチューブを取り出し、
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ぬるま湯3~5cc(詰まっていないか、チューブ固まっていないか用)
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a/d
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ぬるま湯3~5cc(チューブ内のa/dを通す用)


これで終わり。
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痛くもかゆくもないので、ごまたんも穏やか。


鼻カテよりも胃ろうが優れているのは、傷口さえ落ち着けば本人の不快感がほぼない点だと心底思う。
長期の鼻カテはお互い消耗したので、これはけっこう大事な話。
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注意点は、鼻カテより太いこのチューブを大事にすること。
なんせ取り換えるものじゃない。
ごまが来てる服も、抜歯までは傷跡舐めないようにというのもあるけど、メインはチューブ保護。


ただ、逆さにすると内容物が出てきます。
気を付けましょう。
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お腹の傷はこんな感じ。
舐めさえしない対策があればおっぴろげでかまわないらしいが、どっちにみチューブ用に何か着ないといけないので、とりあえずはカラーより服で。
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抜歯は2週間後。


右側で垂れてるのはきん○まじゃなくて脂肪です。


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明日はガーゼ交換。
行ってきます。