「猫 胃ろうチューブ」と検索すると、続けて「服」と出てくるほど必須アイテムなコスチューム。
ごまたんも、下地となる黄色いウェアは病院のカタログで1着3000円ほどで購入したものの、なかなか胃ろうチューブとうまく同居していく工夫ができずにいた。


この2カ月は、犬用の腹巻で服の上からチューブを抑えてきたが、もったりした動きにくさは解消されず。
どうしたもんかと頭を悩ませていた。


最大の理由は、残念な末弟つっくんの存在。
なーんにも考えてないつっくんは、動きの悪いごまたんの背中に飛びついて噛みついて歯がゆさを解消するというとんでもない技を開発してくれた。
おかげで穴だらけになったシリコンチューブは、コードカバーでガードする羽目に。
一般の胃ろうチューブ生活よりも、チューブが太く固く重い状態を余儀なくされた。


市販のオーダーのものでは、そもそもポケットにコードが入りきらない。
かといって、体力がどんどん落ちてるごまたんには少しでも楽をさせてやりたい。
なのに、はなは裁縫全くできない。
だけど。
でも。
etc。


そんな困った時は、
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ミドリちゃん召喚。


すごいぞミドリちゃん。
頑張れミドリちゃん。


かつて趣味は洋裁だったミドリちゃん。
うまいと思ったことは残念ながら1度もないが、家庭科の宿題が完成したことのないはなより遥かにマシ。
どうかひとつよろしくお願いつかまつる。


ごまたんの現状は
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こんな感じ。
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術後2カ月たつのに、毛はまだほとんど生えてこず。
栄養をガンに持っていかれてるので、たぶんもう生えてはこないと思われる。
おかげで、冬に向けて胃ろうチューブ保護とは別に、寒さ対策で服必須。


どうしようかとあれこれ相談した結果。
余ってた腹巻記事を黄色いウェアにポケットとして縫い付けることに。


冬場になったら上着を着せてやりたいので、服の枚数は極力減らしてすっきりさせたい。
だけど、ポケットも伸縮する生地でないとチューブの出し入れや服の脱ぎ着がやりにくい。
そんな中、腹巻はちょうどいいゴムさ加減だった。


ねこもり家にはミシンもアイロンも存在しないので、手縫いで挑むミドリちゃん
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と、ゆかいななかまたち。
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なるほどなるほど。
ぼくそれすばらしくいいとおもう。
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とう!


やめなさい。


邪魔しかしないゆかいななかまたちには、仕事を振る。
かつてぴっくんが着ていたはんてんを、
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試着。
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よさそうなら今年の冬のごまにどうかと思ったけれど
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ご不満だった模様。


一応あじくんにも着せてみる。
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固。
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固。
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固。


魔女の宅急便のワンシーンみたいになったので却下。
冬用はまた改めて考えることにする。


はなとゆかいななかまたちが遊んでる隙もちゃくちゃくと仕事をしていたミドリちゃん。
えらいぞミドリちゃん。
まじめかミドリちゃん。


出来上がったのが、
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こちら。
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はなのリクエストで、落ちないよう角度をつけて縫い付けたポケット。
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入り口はサイドが2cmずつ縫ってある。


ごまたん、着てみようか。
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お腹まわりがすっきり。
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布のダブりがもたもたしないし、腹巻思ったより丈夫。
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それでも胃ろうチューブは入りきらないので、先のパチン止めだけ出しておく。


配色がファンキーなのは偶然です。


ミドリちゃんのおかげで、快適度アップなごまたん
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今、毎日がちょっとだけ気分良し。