夜が冷え込んできたので、寝室の扉を閉めた。
寝室はごまが生活してるので、冷気を入れるわけにはいかない。
デロンギさんちのオイルヒーターもフル稼働。


だから猫どもは猫扉で移動してね。
冷気が入らないよう素早くね。

わかったぼくにまかしとけ。


猫扉の番人、急遽登場。


そのおやくめはとってもだいじ。
だからぼくがかなえてあげる。

まもらないやつはふたつほどぶってもいいきもち。


だめですよ。


じっと待つ番人。
誰も来ない猫扉。

ちーちゃんがここで張っているからという説もある。


でもいる。
実はいる。
ずっといる。


この半透明な扉の向こうに、

とおりたいの!

うまくあけられないの!


未だ猫扉の開け方が運頼みな奴が、そこにいる。





バコ。

だれかくる。
やっとくる。
かわいいおんなのこかもしれない。


番人都合のいいことしか考えないタイプ。

ぬるり。
つっくんようやく登場。
猫扉に苦戦した男がようやく関所を抜けれた模様。


あら、よかったじゃん。
つっくん、通れてよかったね。
ちーちゃん、お仕事で来てよかったね。

おまえじゃない。


やめなさい。